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企業理念とは?経営理念との違い・重要である理由・浸透させる方法も

2022/04/22(最終更新日:2022/04/22)

#インナーブランディング #ブランディング事例 #ブランド構築

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企業理念とは?経営理念との違い・重要である理由・浸透させる方法も

日本企業のコーポレートサイトの多くには、企業理念の記載されたページがあります。企業理念の内容は、企業によってさまざまです。企業の将来について真剣に考える経営者ほど「企業理念とは何か」「そもそも、企業理念は必要か」などの疑問を持ち、悩むことがあるでしょう。

当記事では、企業理念の定義とメリット・作り方・従業員に浸透させる方法を解説します。企業理念の重要性を見直し、企業価値を高めたい経営者・社員の意識統一を図りたい人事部門の担当者や、これから起業する人は、ぜひ参考にしてください。

 

企業理念とは?

企業理念とは、企業がもっとも重要視する価値観や考え方を明文化したものです。企業理念には、「なぜ企業が存在し、どのような目的で経営を行うか」「企業は、どのような目標に向かっているか」などの内容が含まれます。

企業理念を決める目的・企業理念の要素・良い企業理念の特徴・経営理念との違いは、下記の通りです。

 

企業理念を決める目的

企業理念は、日々の仕事を行う目的や、重要な意思決定を行う際の指針としても機能します。どのような事業においても、社員の仕事に対する姿勢を統一化させたり、重大なトラブルや問題の発生を回避したりすることは課題になります。社員が企業理念に即して行動することによって、会社全体がズレのないスピーディーかつ適切な意思決定を行えるのです。

企業が新規事業を立ち上げる際にも、同様です。企業理念に即して新規事業の必要性を検討すると、「企業の価値観に即した内容であるか」をスピーディーかつ適切に判断できます。

 

企業理念の要素

企業理念は、ミッション・ビジョン・バリュー・スタンス・スローガンの5要素から構成されます。各用語の意味は、以下の通りです。

ミッション
  • 過去から現在、未来にわたり、日々果たす企業の使命
  • 従業員に企業の軸となる価値観や考え方を共有する要素
ビジョン
  • 将来的に実現したい企業の目指す未来像
  • 事業を通じた社会貢献や企業の存在意義も含む要素
バリュー
  • 企業が事業を通じて顧客や社会に対して提供する独自の価値
  • ミッションやバリューの実現に向けた従業員の行動理念も含む要素
スタンス
  • 従業員が日々意識すべき精神、企業文化
  • 「行動指針」「クレド」と言い換えられることもある要素
スローガン
  • 企業のミッション、ビジョンを顧客に伝える合い言葉
  • 企業ロゴに添えて記載されることも多い要素

企業理念は、5要素を総称した言葉です。5要素を含めることで、ステークホルダー(取引先や株主など、企業の利害関係者)から理解を得やすい企業理念を作成できます。

 

良い企業理念とは

「良い企業理念とは何か」に対する画一的な回答は存在しません。しかし、良い企業理念は多くの場合、以下の特徴を持ち合わせます。

良い企業理念の特徴

  • 企業としてのあり方が明示されている
  • 企業の状況や価値観に合致している
  • 説明できるストーリー性を持つ
  • 経営者自身の想いのみではなく、社会との関係性を反映している
  • 従業員が企業の方向性を正しく理解し、共感できる内容である

ストーリーとは、企業の持つ付加価値をステークホルダーに認識させ、共感・納得してもらうための物語です。誰しもが昔話を語り継げるように、企業理念にストーリー性を持たせることで、想いを理解し広めることができます。その結果、長期的に選ばれる企業として安定成長を図れるのです。

 

経営理念との違い

経営理念と企業理念はいずれも企業にとって重要な価値観や考え方を明文化したものであるものの、性質が異なります。経営理念と企業理念が大きく異なるポイントは、以下の通りです。

経営理念と企業理念の違い

  1. 【1】明文化する対象
    企業理念には、企業の創業から重要視してきた価値観や考え方を明文化します。一方の経営理念には、経営者自身の重要視する価値観や信念を明文化することが一般的です。
  2. 【2】変化しやすさ
    企業理念は経営者が交代しても引き継がれる、変わらない企業のあり方です。経営理念は経営者の交代や時代の変化に応じ、変化する可能性があります。

一般的に企業理念は、経営理念よりも上位に位置する概念と言われます。言い換えると、経営理念は、企業理念を実現するために必要な目標や方針を明文化したものです。

 

企業理念が重要である理由

企業理念の浸透している企業では、従業員の間で共通の判断軸が形成されて、同じ目的意識のもと、効率的に働けます。また、企業理念の浸透により、従業員が働きがいを感じやすく、モチベーションと生産性が高く維持されることもメリットです。従業員のモチベーションは、持続的な企業成長を支える推進力としても機能するでしょう。

また、企業理念に基づいた従業員の統一的な行動は、顧客の信頼に影響する要素です。多くの顧客から信頼を獲得すると企業イメージが向上し、売上・業績アップにつながることもあるでしょう。

さらに、企業理念を採用コンセプトに反映し、求職者にアピールすると、企業の価値観・考え方に共感する人材を採用できる可能性が高まります。企業理念を理解した上で入社した従業員は組織に対する忠誠心が高く、より高待遇の他社からオファーを受けても、簡単に離職しません。

組織に対する忠誠心の高い従業員は、企業にとっての財産です。適切な教育・研修機会を提供し、スキルを高めて戦力化することにより、企業の市場競争力はより高まるでしょう。

 

企業理念の作り方

企業理念を新規に作成もしくは見直す際には経営陣が集まり、ミッション・ビジョン・バリュー・スタンス・スローガンを明文化する必要があります。ミッション・バリューを明文化するためには企業の現状を振り返り、「どのような価値を社会に提供しているか」「自社の強みは何か」などに関して議論しましょう。

ビジョンを作成する際には、議論の末に明文化したミッションをふまえて、5年後や10年後に実現したい未来像を想像する必要があります。スタンスは「これまでの企業活動で何を重要視してきたか」「今後は何を重要視すべきか」を明文化し、作成しましょう。

作成したミッション・ビジョン・バリュー・スタンスを印象的なキャッチコピーに落とし込み、スローガンを作成します。スローガン案が複数ある場合は「自社独自の内容であるか」「従業員の共感を得られるか」などの観点から、絞り込みを行ってください。

なお、現場の声を取り入れた企業理念を作成するためには、従業員とともにミッション・ビジョンなどの5要素を明文化する方法も一案です。従業員とともに作業を進める場合は各部門の代表者が集まり、納得するまでセッションを繰り返して、5要素を明文化します。

 

企業理念を浸透させる方法

企業理念を浸透させるためには、従業員一人ひとりの共感を得て行動を促し、習慣化させるステップを踏む必要があります。急に今日からこの言葉を大事にしましょうと言われても、想いを汲み取り行動に移せる社員はなかなかいないのが現状です。まずは理解をして共感してもらうところから始めましょう。以下で、企業理念を浸透させる方法をステップ別に解説します。

(1)共感を得る

全社会議や説明会をしたり、社内報や企業動画を作成したりするなど、企業理念に込められた想いを理解できる機会を作ることが重要です。社内報やブランドムービーを作成する際は、企業理念に込めた想い・経営者からのメッセージなどを含めて、従業員の心に訴えかけることが大切です。

(2)行動を促す

企業理念に沿った行動を促すためには、良い手本となる人材を表彰する方法もあります。他の従業員には、表彰を受けた人の取り組み事例や評価したポイントを紹介し、企業の求める行動を間接的に伝えます。また、次世代を担う人材をアンバサダーに任命し、社内で企業理念が浸透するにはどうするべきか考えさせる事も有効です。アンバサダーがハブとなり社内でプロジェクト化させます。

(3)習慣化させる

企業理念に沿った行動を習慣化させるためには、社内制度を見直しましょう。たとえば、人事評価制度の基準に「企業理念に沿って行動したか」を取り入れると、従業員の意識を変えることが可能です。教育体制に関して言えば、組織内のキーパーソンに企業理念に沿った行動を教育し、周囲の人へ手本を示してもらう方法が検討されます。

理念浸透とは?経営理念・企業理念の違いから実践方法・ポイントまで

 

まとめ

企業理念とは企業の重要視する価値観や考え方を反映し、ミッション・ビジョンなどの5要素から構成されるものです。事業を通じて社会に提供したい想いを反映した企業理念を作成し、従業員へ浸透させることにより、企業の持続的な発展につなげられます。また、企業理念は、組織に対する忠誠心の強い従業員を採用したい場合にも機能する重要な文言です。

イマジナでは、効果的な企業理念の作成・浸透を実現させたい経営者や人事担当者をブランディングの観点から支援する事業を行っています。イマジナのサービスについてより詳しく知りたい方はぜひ、お気軽にお問い合わせください。

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