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「らしさ」を継承するために。フットマークが踏み出す次の一歩

2019/05/29(最終更新日:2021/12/20)

#ブランディング事例

所在地  〒130-0021 東京都墨田区緑2-7-12
設立  昭和25年4月28日
URL  http://www.footmark.co.jp/
事業内容  ・学校水泳・体育用品の企画、製造、販売
・一般水泳用品、プール備品・遊具の企画、製造、販売
・介護用品、健康快互用品、マタニティ用品の企画、製造、販売
・ 健康づくりの心身教育ウェアの企画、製造、販売
代表者  取締役会長 磯部 成文
代表取締役社長 三瓶  芳
代表取締役専務 磯部 徳史
取締役     竹内  祐

 

1946年に創業したフットマーク。同社は赤ちゃんのおむつカバー開発を皮切りに、学校用水泳帽子、介護用品の開発などに着手し、独創的な製品を次々と生み出してきた。今後も様々な新製品を開発していくために、イマジナとともにブランディングに取り組んだ。

「フットマークらしさ」の継承が課題に

「お客様が第一」を理念に様々な製品を生み出してきたフットマーク。同社は自社商品の開発力をより高めていくためにブランディングに着手した。
これからも独創的な製品を生み出すために、どうしたら「フットマークらしい」視点や考えを共有できるのか。文化を受け継いでいくためには、どんな施策が必要なのか。創業から70年以上の歴史を持つ同社は、事業に対する考え方を社内で共有し、次の世代に伝えていくためのプロジェクトをスタートした。

作って終わりではない。体現してこそ意味のある取り組み

フットマークはイマジナとともに、これまで大事にしてきたこと。また製品づくりやお客様に向き合う上で大切なことを棚卸ししていった。
実は過去にもブランドストーリーをまとめた冊子を作ったことがあった。しかし浸透を徹底できず、言葉が伝わりきっていない点に課題を感じていたという。「制作も大事ですが、組織への浸透が本来の目的。作って終わりではなく、行動に移していくことが大事だと思います」と、三瓶芳社長は話す。ここで働く一人ひとりの想いを聞くために、カルチャーブックは全社員の意見も交えながら作られていった。

「あたらしくする、おもしろくなる。」という、めざす姿

そして掲げられたのは、「あたらしくする、おもしろくなる。」というフィロソフィーだ。
「あたらしくする」は、「変革を続け、常にあたらしい製品を作っていこう」という事業への想いが表わされている。
「おもしろくなる」は、「自分たちがおもしろがって仕事をやろう」というメッセージだ。社員には仕事をおもしろく思い、たのしく仕事をして良い製品を作ってほしい。お客様と仕事に対する姿勢が、この一文に込められた。

「めざす人物像」「日々の活動」もまとめられ、さらなる一歩を踏み出す

さらにフィロソフィーに加えて「人が好き」「考えることが好き」「挑戦することが好き」という社員がめざす人物像、そして「日々の活動」がまとめられた。「日々の活動」は新入社員からベテラン社員、またお客様にもわかるように、会社が大切にしている取り組みや、社員が日々大切にすべきことを平易な言葉でまとめたものだ。
「良いものができました。これからは現場に浸透をさせていくとともに、常に冊子をアップデートしていこうと思います。都度変えていくことで、時代に合うものを制作できれば」と、三瓶社長は話す。
カルチャーブックは作って終わりではない。フットマークはこの1冊をもとに、これまで以上にお客様に寄り添い、困りごとを解決する組織をみんなで作り上げていく、さらなる一歩を踏み出した。

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