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人材育成に欠かせないキャリア形成とは?求められる4つの能力も解説

2022/11/10(最終更新日:2022/11/10)

#インナーブランディング #会社経営 #研修

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人材育成に欠かせないキャリア形成とは?求められる4つの能力も解説

充実したキャリアを歩むためには、目的を明確に定め必要な経験を積んでいく必要があります。「今の仕事がキャリア形成につながっているのか分からない」と悩んでいる方や、人材育成を重視している企業にとって、キャリア形成に求められる能力を理解することは重要です。

当記事では、キャリア形成が求められる理由4つをはじめ、求められる能力を具体的に解説します。キャリア形成のステップ・手順として役立つ方法「Will-Can-Must」も解説するので、キャリアプランの設計に役立てたい方や、より良い人材育成を実現したいという方はぜひお役立てください。

 

人材を育成する「キャリア形成」とは?

キャリア形成とは、社員が自分自身の歩みたいキャリアプランを具体的に設計し、知識やスキルを習得する考え方のことです。日々の業務をこなせば、社員自身の成長にはなるものの、キャリア形成には必ずしもつながりません。キャリア形成では、自分の理想を実現させるために目的を定め、逆算しながら必要な経験を積みます。

以前の日本では終身雇用制度が主であったため、企業側が主体となってキャリア形成を支援することもありました。しかし近年は、働き方が多様化しており、企業や上司からの支援を前提とした受動的な姿勢では、理想的なキャリア形成が難しくなっています。充実したキャリアを歩むには、社員が自分自身を見つめながら、キャリア形成に主体的に取り組むことが重要です。

2020年4月に文部科学省が学校にキャリアパスポートを導入するなど、キャリア形成の重要性は高まっており、キャリア研修を実施する企業も増えています。

出典:文部科学省「「キャリア・パスポート」の様式例と指導上の留意事項」

 

キャリア形成が求められる4つの理由

現代の企業においてキャリア形成が求められている背景には、時代の移り変わりによる働き方や価値観の変化があります。特に影響を与えている要因は、主に下記の4つです。

(1)終身雇用などの雇用慣行の変化

以前の日本では、定年まで同じ企業に勤め続ける「終身雇用制度」や、年齢・勤続年数に応じて昇格・昇給する「年功序列制度」を採用する企業が一般的でした。しかし現在では、終身雇用を前提としない企業や成果をベースに評価する企業も増えており、個々の持つ能力や経歴が注目される環境になっています。

(2)AIの発達

人工知能(AI)の発達は多くのメリットをもたらしているものの、人間が行っている仕事のいくつかは今後なくなると考えられています。現在している仕事が将来的にAIに代替されても、他の領域で働くためには、早いうちからのキャリア形成が重要です。経験を積んでスキルを身に付ければ、就職先や働き方の選択肢も広がります。

(3)転職市場の拡大

働き方の多様化に伴い転職市場が拡大していることも、キャリア形成が求められている理由の1つです。転職市場において他の求職者をリードするには、自分自身の強みを見つけ、磨き続ける必要があります。近年は、1つの分野に特化して専門性を高めるケースも少なくありません。

(4)働き方の多様化

最近は雇用やキャリアの築き方だけでなく、働き方そのものが多様化しています。テレワークやフレックスタイム制といった働く場所・時間に関わる変化や、副業をはじめとした能力開発に関する変化など、多様化の内容はさまざまです。幅広い変化に柔軟に対応するには、キャリアを自ら形成する姿勢が必要です。

なお、株式会社イマジナでは、働き方が多様化する中でも労働者に企業の魅力を伝えられるよう、無料のブランディングセミナーを実施しています。

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キャリア形成で求められる4つの能力

社員がキャリア形成を実現するためには、自ら課題を理解した上で継続的な努力をする必要があります。個人は具体的にどのような能力がキャリア形成に求められるのか、人材育成を重視する企業は、社員のキャリア形成に求められる能力について理解することが大切です。

ここでは、キャリア形成で求められる4つの能力について解説します。

 

人との関係を構築する能力

キャリア形成を実現する過程では、新たな仕事を経験する機会が増えるので、これまでとは異なるメンバーとの仕事が多くなります。チームで働きながら生産性を高めるには、相手が求めている内容を把握して、適切に立ち回ることが重要です。

近年は、SNSの発達などから直接的なコミュニケーションに苦手意識を持つ人もいます。キャリア形成のためには、日頃から積極的なコミュニケーションを意識することがポイントです。

 

自分を理解して成長する能力

社員が自分自身を見つめながら理解を深めた上で、成長につなげる能力も必須です。キャリア形成を実現するには、自分が目指す姿を明確にして、現時点で何が足りていないのか、何をすべきなのかを整理する必要があります。

反対に、自分を理解せずにキャリア形成をしようとすると、時間や労力だけがかかる可能性が高くなります。整理した内容を、日々の仕事や今後のキャリアに反映させれば、理想とするキャリア形成を果たせるでしょう。

 

課題を発見して解決する能力

キャリア形成を実現させようと日々仕事をする中で、自分が思うようにいかない場面も多々あります。その中で困難を乗り越えるには、目の前にある課題を発見して解決する能力が必要です。

課題解決力を向上させるには、課題を見つけて改善策を考える習慣をつけることがおすすめです。課題に対する感度が高まるとともに、自分の能力に合わせてスピーディーに解決できるようになります。

 

計画を立てて実行する能力

キャリア形成のためには、社員が自分で計画を立てて、実際に行動に移す能力も欠かせません。理想を実現するために必要なスキルや知識の多くは、短期間で身に付けられるものではなく、長期的な目線で少しずつ習得に励む必要があります。また、人生は長いので、計画性のないキャリア形成は、軸がブレやすいため注意が必要です。

計画を立てる際は、紙に書いたり、パソコンに打ち込んだりして、情報を「見える化」することがおすすめです。すべきことが明確になる上、視界に定期的に入るので、モチベーションが高まりやすくなります。

 

キャリア形成に欠かせない「Will-Can-Must」

キャリア形成のステップ・手順としては、まず自己理解を深めるための方法として「Will-Can-Must」を考えます。「Will-Can-Must」の3つの単語は、それぞれ下記の通りです。

●Will:やりたいこと

自分が現在何をしたいのか、何を好きなのか、または過去に何に意欲的に取り組んでいたかなどを洗い出します。

●Can:できること

これまでのキャリアを振り返りながら、今の自分にできることを整理します。

●Must:やるべきこと

組織内での立場や周囲からの声などを踏まえて、自分がすべきことを考えます。

「Will-Can-Must」の3つを洗い出したら、キャリア形成のために何が必要かを整理し、具体的な計画を立てます。計画を実行する中で、「このままでは目標に届かない」と感じたら、原因を明確にした上で、もう一度「Will-Can-Must」を考えるとよいでしょう。

なお、株式会社イマジナでは、「アンバサダー育成ワークショップ」を実施しています。全3回の構成になっており、1回目と2回目では基礎知識を、3回目ではブランディング施策を実際に提案します。自社の取り組みにすぐ活用できる実践的なワークショップなので、ぜひご参加ください。

 

まとめ

キャリア形成とは、理想とするキャリアプランを設計し、知識・スキルを習得する考え方のことです。日々の行動をキャリア形成につなげるためには、目的を定め、逆算しながら必要な経験を積む必要があります。

キャリア形成が求められる背景には、転職市場の拡大や働き方の多様化などがあります。理想を実現するためには、「やりたいこと」「できること」を明確にし、長期的な視点を持ってスキルや知識を身に付けましょう。

イマジナでは、社内外の効果的な最適解をご提案するために、無料のブランディングセミナーを開催しています。人材育成に力を入れたいという方や、社員の能力を伸ばしたいと考えている方はぜひご利用ください。

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