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企業における管理職の課題とその解決策について解説!

2021/10/27(最終更新日:2022/11/10)

#インナーブランディング #コミュニケーション #研修

1. はじめに

私たちイマジナは、「企業ブランドは社員から生まれる」と考えています。
「企業理念」や「自社が社会に提供する価値」、「自社が目指す未来」に対して、社員全員が理解・共感し、さらに自ら考えて行動に移すことができるようになれば、企業はより高い付加価値を生み出していけます。
そのような自走組織を目指すためにもっとも重要なのが、管理職の育成です。

管理職の役割は主に2つ。
一つは、企業理念を語り、体現することで、部下の模範となること
もう一つは、部下の成長を支えることです。

皆様の会社では、管理職が上記のような役割をまっとうできているでしょうか?
管理職を変えるというのは、時間も労力もかかる大変なことです。
しかし、企業にとって本質的に必要なことでもあるのです。
いつか必ず向き合わなければならない問題にいま向き合うこと、それが経営者の使命です。

この記事では、管理職育成における課題や、管理職育成の具体的な手法について解説します。
企業課題を明確化し取り掛かる糸口を見つけたいとお考えの方は、ぜひご一読ください。

2. 日本企業における管理職の課題

それでは、現在の日本企業にみられる管理職の課題を、データから概観していきましょう。

(1)日本企業の約半数が、管理職育成機会を設けていない

管理職を育てる環境が整っていない日本

ある調査で、自社が管理職トレーニングを行っているかアンケートをとったところ、約半数の企業が「行っていない」と答えたことがわかりました。
なかでも、中小企業では実施率が低く、「行っている」と答えた企業は36%にとどまりました。
日本企業の管理職は、ほとんどの場合がプレーヤーとして成功を収めてきた社員です。だからこそ、管理職になっても現場の最前線で働いているケースが多く、教育の時間を十分に取れていない現状があると考えられます。

(2)日本企業の管理職は、海外と比べてマネジメント力に欠ける

日本の管理職はマネジメントスキル不足

上で述べたように、日本企業の管理職はプレーヤーとして力を伸ばしてきたため、マネジメントの方法を学んできていません。加えて、管理職になって以降もトレーニングの機会がないため、いつまでたってもマネジメントスキルが身につかないのです。
管理職のマネジメント力を高めることは、まず一番に若手社員の育成につながります。管理職が、自ら理念の体現者として部下の模範になるとともに、部下のキャリアプランを汲んで成長の手助けをすることで、組織全体がステップアップしていくことができます。
また、管理職を育成することは、経営目線で考えられる社員を増やすことにも繋がります。経営者のように企業の問題を自分事として捉えたり、経営層の考えを部下に伝達したりすることができるような管理職が育てば、企業は自走していくことができるようになるのです。

3. 管理職育成の手法

ここまで、現在の日本企業にみられる管理職の課題について紐解いてきました。
では、実際にどのように管理職を育成すれば、強い組織をつくっていくことができるのでしょうか。

まず必要なのが、管理職に企業理念を落とし込んでいくことです。
しかし、ただ理念を知っていたり覚えていたりするというだけでは意味がありません。管理職が理念に対し理解・共感するとともに、実際に行動に移せる状態を目指す必要があります。
そのために効果的なのが、どうすれば自社において理念浸透が進むかを管理職自身に考えてもらうことです。

イマジナでは、管理職が理念浸透の方法を考えるための研修を行っています。ただの座学ではなくワークショップのような形で研修を進めていくことで、一人ひとりが理念を自分事として捉えることが可能になります。そして自分たちが筆頭となって理念浸透を進めるため、自然と理念について語ったり、理念を体現するような行動をとったりするようになるのです。

研修のほかに、人事評価制度を見直すのも効果的です。
皆様の会社では、管理職と一般社員を同じ尺度で評価していませんか?
管理職とその他の社員では求められている役割が異なるため、評価もそれぞれに合った基準で行わなければなりません。
管理職の評価に効果的なのが、「理念に沿った行動ができているかどうか」という尺度を盛り込むことです。普段から理念を体現することを意識させることで、部下の模範となるような管理職を育成することができます。

次に、管理職が部下の成長を支援していけるような環境をつくっていくことが重要です。
イマジナでお手伝いできることとしては、「メンター・メンティー制度」の構築などがあります。管理職が部下のメンターとなって部下の目標や悩みを聞き、それに対してフィードバックを行います。慣れないうちは、形式的なフィードバックになってしまったり、部下の気持ちをうまく汲み取れなかったりといったことも起こりますが、回数を重ねると徐々に部下の成長につながるような助言が行えるようになります。フィードバック方法の研修などを組み合わせて取り入れることで、効果を最大化することが可能です。

4. おわりに

管理職育成の必要性について、日本企業の現状と具体的な育成手法の観点から紐解いてきました。
管理職が変われば、組織全体が変わります。
明日から始められることも必ず何かあると思います。自社であればどんなことができるか、少しでも考えるきっかけになっていれば幸いです。
そして、イマジナで何かお手伝いできることがありましたら、いつでもお申し付けください。

管理職育成やイマジナのサービスについてもう少し詳しく知りたい、という方がいらっしゃいましたら、
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も受け付けておりますので、ぜひこの機会にご利用ください。

イマジナTEL:03-3511-5525
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