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なぜブランディングが上手くいかないのかー日本語コミュニケーションから学ぶー

2020.12.24

#アウターブランディング #イマジナ・ブランディングニュース #インナーブランディング

日本には阿吽の呼吸、という言葉がある。明確に表現せずとも、相手へ情報伝達可能であることを表現している。1970年代に文化人類学者であるエドワード・T・ホール氏はハイコンテクスト文化という概念を提唱した。日本語での会話は言葉そのものの意味だけでなく、その裏に内包された暗黙知を求められる。これをハイコンテクスト文化の言語と呼ぶ。

 

想像してほしい。縁側にいる老夫婦が「お母さんあれ」と呟き「はいはい、あれですね」と会話が成り立っている様子を。「あれ」が何を指すか明確にせずとも、夫婦二人の中で合意が取れた状態は日本ならではの風景である。

そしてブランディングもまた、ハイコンテクスト文化の一部であるといえる。

ブランディングと日本語コミュニケーションは同じ性質?

ブランディングを行う上での1つの目標は、消費者から「あのブランドは〇〇だよね!」という共通認識が発生することである。供給者側が何も言わずとも、消費者が同じ認知を抱いたとき、ブランディングは成功したと言えるであろう。

だからこそ、ハイコンテクストな日本語で会話を行うことと、ブランディングによって企業価値を高めることは同質の技量が求められる。

 

関東の人が関西の人との会話の中で混乱する言葉の1つに「自分」という単語がある。関東において自分は、私を表現する一人称の意味だけ持つのに対し、関西ではあなたを表す二人称にも変化する。このルールは明文化されたものではなく、日本語話者は感覚値で覚えていく。関西弁では”自分”という単語を“あなた”という意味で使うこともあるのだ、という認識がいつの間にか行われる。

 

おそらく関西の人にとって、この”自分”問題はとるに足らないコミュニケーション問題である。関西圏で生まれ育った人にとっては、その二人称文化が普通であるからだ。 テレビ番組では関東と関西での味付けの違いや、東北と九州での訛りの違いなどが比較される。 各々が当たり前だ、と感じている文化は、異なるコミュニティーにおいて当たり前ではなく、その概念すら理解されないこともある。

寄り添う視点が愛されるコツ

ブランドの定義もまた、誰の視点に立つかにより見方が大きく変化する。自らが属しているコミュニティーでは共通認識とされていることが、異なる性別や世代では全く理解されないこともある。

大切なことは「皆が同じ共通認識を持っているわけではない」と認知することだ。どんなメッセージを誰に届けたいのかを明確にした上で、その情報を受け取る相手はどのような文化を有する人なのか寄り添うことが必要となる。

 

どうすれば想いが伝播するか、問い続けられる企業こそが愛されるブランドの秘訣なのかもしれない。

 

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早いもので本年も残すところ、あとわずかとなりました。

今年もお世話になりました皆様、心より感謝しております。

 

弊社の年末年始の休業期間は、下記の通りです。

 

年末年始休業期間:2020年12月30日(水)~2021年1月3日(日)

※新年は1月4日(月)から、通常営業となります。

 

来年も本年同様のご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

どうぞよいお年をお迎えください。

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