imajina

  • トップ
  • 記事
  • これからは「ローコンテクスト」な社内コミュニケーションを

これからは「ローコンテクスト」な社内コミュニケーションを

2020.11.19

#イマジナ・ブランディングニュース #インナーブランディング

日本は世界で一番「ハイコンテクスト」な国

コミュニケーションの傾向は「ハイコンテクスト」と「ローコンテクスト」の2パターンある。「ハイコンテクスト」とは、暗黙の了解が多く、行間を読むようなコミュニケーションを良しとする。一方で、「ローコンテクスト」とは、シンプルで明確なコミュニケーションを良しとする。日本のコミュニケーションは世界で一番「ハイコンテクスト」であるという。

なぜか。

日本は島国で、アメリカなどと比べるとほぼ単一民族国家と言ってもいいだろう。「ハイコンテクスト」なコミュニケーションの具体例は次々と思い浮かぶ。すでに出来上がった暗黙のルールに従わなければいけない場面が学校でも就職後でもたくさんある。また、わざわざ言わなくても伝わる。「空気を読む」も日本ならではの文化である。これが「ハイコンテクスト」のコミュニケーションを当たり前としてきた。

変わるコミュニケーション

価値観の多様化により変わるコミュニケーション

一つ目は社員数による価値観の多様化だ。社員数が少ないと、自社の想いを明文化せずとも共感を集めることが簡単だ。しかし、社員数が増えるにつれて価値観が多様化し、従来の「ハイコンテクスト」なコミュニケーションでは問題が発生しやすくなってしまう。その例として、相次ぐ「バイトテロ」が挙げられる。アルバイトによるSNS上での顧客情報のつぶやきや、職場の商品や備品を使ったモラルに欠ける行為を画像や動画で投稿し「炎上」してしまうトラブルのことを指す。これにより、長期休業や最悪の場合は閉店に追い込まれる。このようなコンプライアンス違反が起きてしまうのも、「ハイコンテクスト」で曖昧なコミュニケーションが原因である。

オンライン化で変わるコミュニケーション

二つ目はコミュニケーションのオンライン化である。最近ではSNSが普及し、顔を見ないコミュニケーションが昔に比べて当たり前になってきた。そして、時代はウィズコロナ。働き方も、リモートワークが定着しつつある。

しかしオンラインでのコミュニケーションでは「空気を読む」ことはとても難しい。

コミュニケーションが少なくなるにつれ、足並みが揃わなくなる。そして、社内のコミュニケーション不足はお客様に伝わってしまうものだ。お客様は企業のブランドを社員から判断する。つまり、曖昧な対応をする社員はお客様から一目でわかる上に、その対応が企業の姿勢だと認識してしまう。社員全員の認識を統一させるためにも、「ローコンテクスト」なコミュニケーションが必要だ。

「ハイコンテクスト」から「ローコンテクスト」に方針転換したメルカリ

メルカリではコロナ以前から「ローコンテクスト」に移行する取り組みを行っていた。

この4年でメルカリの従業員数は300人から6倍に急増した。急速に拡大した組織規模に適応するため、メルカリでは「ムラ(村)からマチ(都市)」へのシフトを推し進めている。もともと、比較的似た経歴のメンバーが集まり、暗黙知も非常に高いレベルで共有していたため、ハイコンテクストなコミュニケーションで全く問題がなかった。しかし、現在は従業員数が40か国の国籍の1800人で構成され、多彩なバックグラウンドを経験してきた人がいる。この多様化された従業員が効果的に働くため、形式知の共有やガイドラインの提示、わかりやすい仕組みづくりが重要であった。言語も日本語から、英語化への対応を進めている。もともと、「ハイコンテクストからローコンテクスト」への変化は、社内のスケールアップ、内なるグローバル化に向けた対応として進めていたが、それが新型コロナウイルスによってリモートワークとなった状況下において、より効果が発揮された。

まとめ <「ローコンテクスト」が与えるブランディング効果>

ブランディングの基本はどんな人に対しても、自社や商品のイメージが同じであること。

そして、ブランドを作るのは社員である。

社内のコミュニケーションが「ハイコンテクスト」である限り、社員が思い描く自社のイメージが同じになることは難しい。社内の共通イメージをシンプルに明確化し、どの社員も同じことを伝えるようにする。この「ローコンテクスト」化こそがブランド構築の第一歩だ。

イマジナでは自社の想いをコンセプトとして明確にし、カルチャーブックとしてカタチにするお手伝いをしている。カルチャーブックは全社員の認識を統一化させる社内のコミュニケーションツールとして用いることができるのと同時に、社外に対しても社員全員が自社ブランドを伝えるために活用することができる。

イマジナでは「成功企業が実践しているブランディング手法とは?」と題したブランディングに関するセミナーを全国で開催している。コミュニケーションの「ローコンテクスト」化にお悩みの方はぜひ参加して頂きたい。

 メルマガ会員募集  メルマガ会員募集

無料ブランディングセミナー