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自社のホームページは、ブランディングに寄与しているか

2020/09/01(最終更新日:2021/12/20)

#アウターブランディング #マーケティング

ブランディング

在宅勤務など働き方の変化が進むにつれ、インターネットに触れる時間が多くなった。そこでより見られるようになったのが、企業のホームページ。スマホやパソコンから、多くの人が様々なホームページを見ていると思うが、果たして自社のホームページは自社のブランディングに寄与しているだろうか。

枠にとらわれない発想で、ブランドが伝わるホームページを

日本には非常に多くの企業ホームページがあるが、なんとなく作ってしまえば、同業界のホームページと似てしまったり、差別化要素が生まれず、当たり障りのない内容になってしまったりしがちである。
もっとも大切なのは、正しい情報をわかりやすく伝えることであるため、それが達成できれば構わないという意見もあるかもしれない。しかしホームページは24時間365日、自社の事業内容を伝え、強みを発信し、ブランディングとマーケティングに寄与する頼もしい営業パーソンのような存在である。ホームページに訪れるユーザーは、企業によっては1日に数百人〜数千人になるなかで、正しい情報を伝える+αの効果を見込めなければもったいないのではないか。
伝え方を工夫したり、自社にしかない情報を掲載したり、細部に至るまでメッセージやデザインにこだわったりすることで、自社らしさを掘り下げることができる。極端な話、自社の想いやブランドが伝わるならば、あえて情報を絞ったり、会社のホームページっぽくない仕様にしてみたりしてもいいのだ。枠にとらわれず発想することで、自社らしさを伝えながらも、読み手にとっておもしろい、学びのあるコンテンツを提供できるかもしれない。

事業を魅力たっぷりに伝える、ブランド価値の高い互助交通のページ

互助交通(https://ninjo.gojyo-taxi.com/)のホームページは、その一例だろう。
互助交通は1955年に、東京・錦糸町で創業したタクシー会社。ホームページの上部には「人情と洒落っ気がエンジンさ。フーテンのタクシー会社」とある。この会社のホームページは江戸っ子気質なのだ。現在、トップページには、<VISION 大事にしてること>が掲載されているが、そこには「タクシーが、人情をなくしたらおしめぇよ。」というキャッチコピーが。その下に続く文章も江戸言葉で語られており、訪問したユーザーを飽きさせないつくりとなっている。
互助交通は事業内容にも特色がある。事業の紹介として、「うちが変わってるところはね、老舗のタクシー会社なのに痛車タクシーを作ってニコニコ超会議に出展したり、ロンドンタクシーを走らせたり、変なタクシーも作っているだろ。タクシーはもっと面白くていい。そう思わねぇかい?ただの足じゃなく、お客様のはちきれる笑顔や大衆娯楽、想い出の1ページになれるようなさ。若者の斬新なアイデアだって、すぐ乗っちゃうよ。」と書かれている。その言葉の通り、互助交通はアニメやゲームのキャラクターが大胆に印刷された痛車タクシー、クラシカルなデザインのロンドンタクシーなどを手配し、オリジナリティあふれるサービスを提供しているのだ。
事業内容に特色があっても、ホームページに特色がなければ、その魅力は半減してしまうだろう。情報だけでなくそれにまつわる想いを伝えるホームページがあるからこそ、互助交通のブランドが確立されているのだ。
エンタメ色が強かったり、話し言葉で文章を書いていたりと、異色なつくりかもしれない。しかし、こんなにも読みたくなる企業ホームページも珍しいのだ。

まとめ

ホームページに正解はない。正解はないが、「ふつうはこうだから」と画一的になりがちだ。派手であればいいわけではない。大切なのは、正確ながらも、自社のブランドや魅力を伝えるページであること。今一度、自由な発想で、自社のホームページを見直してみてもいいかもしれない。

 

 

 

 

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