株式会社イマジナ 代表の関野です。
「リーダー」。
言葉の定義としては「指導者」「統率者」「先導者」。
本メルマガでは、現役の会社経営者であり、同時に企業の課題解決に向けた伴走者として今まで2850社を超える企業の内情を見てきた私自身が今、全国のリーダーにお伝えしたいことを語らせていただきたいと思う。
今日は、「副業ブームに踊らされる前に」というテーマでお話ししよう。
現代日本社会において、侮れない「副業ブーム」。
つい先日も三井住友銀行が全従業員3万人に対し、スキルアップを目的として副業を解禁したことを公表した。
若者たちの間でも、副業への関心は高まっている。そして、その興味の裏にはこんな気持ちが隠れている。
「本業でいくら頑張ってもたいして給料は上がらないし、時間もコストも割に合わない。副業で稼いだ方がよほど効率的だ」
これを会社への諦め、見限りと言わずして何と言おうか。
ここでお伝えしたい問題点は、大きく2つ。
まず、若手が「ここで頑張っても意味がない」と、その会社における自身の将来を見限っていること。これは、この先どんなキャリアの可能性があるのか、どんな行動がどう評価につながるのか、会社としてきちんと社員に伝えることができていないのが問題だ。
そしてもうひとつ。実は日本における副業の実態は、二足のわらじで効率よく稼ぐような都合のいい状態とは真逆の様相を呈しているということだ。
副業を始める動機として最も多いのは「収入を上げたい」というものだ。
しかし実際、副業をしている8割以上が、副業での月収は1万円以下。
広告で盛んに煽られているような「副業で収入が大幅アップ!」といった夢物語は、現実にはなかなか厳しいのである。
だが、そのような実態も知らず、自社でのキャリアに夢も見られなくなった若者が今日も1人、また1人と副業の世界へ漕ぎだしていくのだ。
このような事態の中で企業がまず手をつけなければならないことは、未来を担う大切な若手社員に「ここで頑張ったらもっとこんなふうに変われる」といったイメージを描かせることだ。そのためには、そこでキャリアを積んでいったらどうなるかを体現するロールモデル、すなわち魅力的な上司が不可欠なのである。
では、魅力的な上司とは一体、具体的にはどのような行動をとることが望ましいのだろうか。
続きが少しでも気になった方はぜひ、90分で詳しく解説しているセミナーに足を運んでいただきたい。