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セリアが届ける<Color the days>アイデア創造の場へ

2021/01/27(最終更新日:2021/02/11)

#ブランディング事例 #ブランド構築

ブランディング

「100円ショップといえば?」と質問された際、どこのお店を想像されますか。

もう少し具体的に「かわいいものを買いに行くとしたらどこの100円ショップに行きますか?」と質問された際、思い浮かぶお店はあるでしょうか。

お気に入りの100円均一ショップはどこでしょうか

「何か日用品で困ったら100均に行こう」そのように思われる方も少なくないはず。

100円ショップに売ってないものはないのではないか、という豊富な品揃え。その上、高品質で低価格。100円ショップが持つ強さは優れた商品力だけでなく、100円均一という新たなカテゴリーを生み出したことにある。多様な商品を家具、家電、食品、化粧品といったカテゴリーで分けるのではなく、100円という価格帯で商品分けを行ったことは新たな試みであり、ニッチな市場の獲得方法である。

100円ショップ最大手は大創産業が運営するダイソーであり、二番手のセリアとは2.5倍の売上高の差がある。他方、ここで興味深い記事を紹介する。

(参考記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/2f56ac6c17d2a935ca742b4062ea8121a1ff269e

 

上記記事、ねとらぼ調査隊による「あなたが好きな100均ショップは?」というアンケート結果ではセリアと回答した人が57%を占め、最も人気であった。売上規模や店舗数が多いダイソーに対し、セリアはいかにして好きな100均ランキング1位に輝いたのか。

何でも揃う場から、アイデアを創造する場へ

セリアを紐解くキーワードは「体験の想起」である。

ブランドプロミスでは「Color the days」と掲げ、日常を彩るということに焦点をあてている。消費者が持つセリアのイメージは、かわいらしさやナチュラルさであり、女性にターゲットを当てたところが競合との差別化を図るポイントとなる。

 

しかし、セリアが1位に輝いた理由は女性視点に立った商品が多いからだけではない。一番の肝は「自分でつくるアイテム探しの場」という立ち位置を獲得したことだ。何でも手に入る100均という大きな括りだけではなく、手づくりを楽しむ方がアイテムを見つけだす場として展開されている。セリアの自社ホームページでは「手作り広場」というタブが作られ、手作り作品によるコンテストも開催されている。

高品質低価格のショップというイメージだけでなく、つい立ち寄って何か作りたくなるアイデアを創造させる場として、セリアブランドを作りあげた。

 

自社ブランドは何を想起させるのか

ブランドイメージを作る上では、優れた商品や、熱心な消費者だけでなく、個人の内発的欲求を刺激することが求められる。自社の商品やサービスを受けることで、人々をうっとりさせる期待を、パワーを与えるような引き金を仕掛けなくてはならない。セリアと名前を聞いただけで店舗を訪れ、何かを作りたくなるような、自社ならではの特異点を打ち出していくことがカギとなる。

 

ブランドづくりは一朝一夕にはいかない。

だからこそ、時間を注ぎ、自社の想いと向き合う企業のみが人々に愛されるブランドとして生き残る。

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