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Hot HR vol.148 – 「新入社員をいかに戦力化していくか」

2014.03.31

#Hot HRメールマガジン バックナンバー

■新入社員をいかに戦力化していくか

 

アメリカの求人サイトであるグラスドアが、2014年の最高経営責任者(CEO)支持率ランキング調査結果を発表した。(http://www.glassdoor.com/50-Highest-Rated-CEOs-LST_KQ0,21.htm)それによると、今年最も支持を集め1位となったのはビジネス向けSNS米リンクトインのCEOであるジェフ・ウィーナー氏だった。
グラスドアによると、強力なリーダーとは、「(1)企業のビジョンを明確に伝えることができる人物」「(2)従業員の仕事と、企業の大局的な考え方がどうつながっているかを理解できるよう力を貸すことができる人物」だという。また「従業員が近づきやすく、透明性がある」ことも上位のCEOに共通している点だと指摘している。前述のリンクトインに関する従業員の評価には、「一切隠しごとをしない企業文化」「頻繁に行われる全員参加の会議」「同僚は、開発者、協力者、知人としても一流」といったものがあったようである。
多様な価値観をいかにマネージメントしていくか、という課題を抱える現代において、先のリーダー像に対する意識、捉え方についてのコメントは非常に示唆に富むものである。

 

一方翻って日本を見てみる。いよいよ4月を迎え、新たな新入社員を迎える時期となった。自社の次代を担う若年層たちは、自分達を取り巻く社内環境に満足して、前向きに仕事に取り組んでいるだろうか。ここで興味深いデータを見てみたい。就職・転職のための企業リサーチサイトを運営するヴォーカーズが先日、「待遇面の満足度」調査を発表した。同社が運営する「Vorkers」に登録しているビジネスパーソン(約3万人)が在籍企業を評価し、それを集計したものだ。(対象データは2010年2月~2014年2月までの全30196件:http://vorkers.jp/hatarakigai/treat-ranking/)その中で、「待遇面の満足度」を年齢別に見てみると、年齢とともに満足している比率が緩やかに上昇している。同社によると、ここでも年功序列の傾向が見て取れるという。年功序列的に扱われる社内環境において、次代を担うべき若年層の不満が募っているのである。

 

ここで前述のグラスドア調査からみる強力なリーダー像に立ち返ってほしい。世代間でまったく教育環境や経済環境が変わり、その志向や価値観が多様化する日本において、若年層をいかに巻き込み、モチベートできるか。そこには、年功的な運用をいまだ続ける人事制度を見つめなおし、若く意欲の高い人材を適正に評価する仕組みも必要である。しかし何よりも重要なことは、自社がどこに進んでいくのか、どんな価値を社会に提供していくのか、その視点が、そして意識がどれだけ他社とは違うのか、それを社員に、そしてこれからの社員に伝え広めていくしかないのではないか。このビジョンであり、フィロソフィーであり、企業カルチャーを、全社員が理解し共感することが必要なのである。

 

そしてこの4月より入社される新入社員たちには、全社員で伝えてほしい。自社がどんなビジョンを持ち、その実現に向け全社員が本気で取り組んでいることを。そしてこの新入社員たちがこれから取り組む仕事が、そのビジョンにおいてどんな意味があり、どれほど価値があることなのかを。
大企業であれ、ベンチャーであれ、ビジョンや企業理念としてうたっていることが日々の仕事の中で体感できなければ新卒でも、中途でも、彼ら若年層はすぐにあなたの前からいなくなってしまうだろう。彼らは自分たちのキャリア構築において、まさに自由自在なのである。
自社の更なる飛躍に向けて、次代を担う若年層を戦力化していくために、勝負の4月が始まる。

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