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Hot HR vol.89-「War for Talent」を勝ち抜く!!

2013/12/18(最終更新日:2021/11/12)

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5分で分かる最新人事トレンド
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◆◆ 労働力の現象とリテンションの重要性 ◆◆

 

日本の就労人口は、2008年には約6600万人でした。では、2020年にはどの
程度になると思われますか。何と実に約880万人の減少が予想されている
のです。こうした問題は、業種、業界、企業規模を問わず、遠からず直面
する問題であり、この「War For Talent」を如何に勝ち抜くかが企業に
とての重要課題と言えます。

 

■少子化による労働力の減少

 

労働力の衰退の原因として、「少子化」があげられます。
日本の少子化はとどまるところを知りません。少子化の主な直接原因をた
どると、晩産化の進展による女性1人あたりの生涯出産数の減少にあります。

 

晩産化が進む背景には、女性の就労機会の上昇などライフスタイルの変化
があります。結婚・育児に対する人生における優先順位が低下する一方で、
結婚や育児・教育環境に高い条件を求める傾向が強まっており、出産・子
育てによる機会費用(出産・子育てにより仕事をやめた場合に失われる収
入)が増大しています。

 

■雇用難は始まっている

 

企業の経営者に共通する悩みとして、“優秀な人材が集まらない”“定着
しない”があげられます。

 

成長途上にある中小企業・ベンチャーでは“優秀な人材が集まらない”と
悩む傾向がみられます。新卒者は有名な大企業への就職を望む傾向にある
ので、知名度やブランド力が弱い中小企業・ベンチャー企業が人材確保に
苦労してしまうのです。

 

一方、大企業の悩みは“優秀な人材が定着しない”ことです。新卒者が育
つ前に離れていってしまうところにあります。優秀な人材ほど、社内の雰
囲気を見て「この会社にいても意味がない、成長しない」と見切りをつけ
るのも早いため、企業側は今まで以上の人事育成に取組む努力をしなけれ
ばいけません。

 

■採用から採用後の企業の取り組み

 

まず、採用の成功は、「企業理念、フィロソフィーに合った人材をどう
見極めるか」です。新入社員を迎え入れるにあたって、企業の経営者は
「企業理念、フィロソフィー、求める人材像」をしっかり従業員に浸透
させ、従業員はそれを熟知しておく必要があります。

 

そして、新入社員に対して、会社の方針や考え方、理念を常に伝える続け
、全社員の認識が一致する事が必要になります。そこが曖昧である以上
「価値観の一致」は望めません。ここで当社がお勧めしているのはジョブ
ディスクリプションと目標設定です。

 

企業で定める目標が、“なぜ”“何のために”存在するのか。その企業
が大切にする価値観と従業員がどのような関係があるのか。
それを管理職が従業員にわかりやすく伝えるだけで、その企業は変身します。

 

会社と個人の価値観を一致させていくには人事制度上、様々な手法が必
要です。それらの第一歩はまず、価値観を明文化し社員に伝えていくこと
です。そのためにも管理職のマネジメント能力を向上させる必要があります。

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