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この映像はCGじゃない。不可能を可能にする、ブランドへの想い。

2015.08.10

#イマジナ・ブランディングニュース

これは、トヨタ自動車が展開してるブランド「LEXUS」のキャンペーンの1つである。高級車というと、ベンツやBMW、アウディというイメージがあるが、いずれのブランドも100年以上の歴史をもっている。「LEXUS」は、創立25年という短期間で高級ブランドの地位を確立しようとしている日本初の高級車ブランドである。なぜ車を販売している企業が、その車の品質や性能ではなく“ホバーボードの開発”にフォーカスしたキャンペーンを行っているのだろうか。

ウェブを活用した効果的なブランディング

テクノロジーの進歩により、多くの仕事が機械にとって代わると言われてる現代では、かつて盛んだった産業は衰退し、3Dプリンタの登場によって外見はすぐに真似できてしまうようになった。そのような時代になると、顧客は単に外見や性能で商品をサービスを選ばなくなってくる。商品やサービスの裏にある、企業の「想い」が選択に重要な影響を及ぼすようになってきている。さらに、SNSやソーシャルメディアが発達したことにより、ウェブを活用したブランディングの重要性が増してきている。そのため、今回のように企業の「想い」が現われた動画をウェブで配信するキャンペーンが効果を発揮する。説明なしでその企業の商品・サービスを利用するのかという疑問を持つかも知れない。しかし、企業が実施しているプログラムに賛同し、その活動にも参加するまでのレベルになった顧客は、実際にその企業の商品・サービスを利用する確率も非常に高いことがデータで明らかになっている。

企業の理念や価値観を反映したキャンペーンかどうかが重要

では、このようなウェブを活用したブランディングは、全ての企業で効果的に作用するのだろうか。例えば明日から「地球のために。」と清掃活動に取り組んでいる社員の映像を流すことによって、ブランディングが成功するだろうか。もちろんそうではない。重要なのはそのキャンペーンに企業の理念や価値観が反映されていることなのである。

 

LEXUSのページには「レクサスは、お客様の想像を超えた感動を届ける日本初のプログレッシブ・ラグジュアリー・ブランドとして、さらに進化を続けていきます。」とある。Amazing Motionと銘打ち、「新たな驚きに触れた時、人の心は、動きはじめる。その一瞬へ向かってレクサスは革新し続けます。」と宣言している。想像を超えた感動を届ける、そのためにはどうしたらよいだろうかと考えた結果、“Amazing Motion”との遭遇を提供しようとなったのだ。さらに「そして、クルマを越えてライフシーンへと広がるこれまでにない体験を。」とまで書かれており、この想いを体現できるのだったら、今後車という形にこだわらないかも知れないとまで暗示している。実現したい強い想いがあり、それをよく体現している映像だからこそ反響を生み、キャンペーンの輪が広がる。結果として商品・サービスの購入に繋がるのである。
LEXUS BRAND HP

 

この先、技術ではなくストーリーを基点としたブランディングの重要性が増すということを見越して、ブランドを確立させるために視点を変えて戦略を設定するということが必要かもしれない。このようなキャンペーン動画は他にも多くあり、意識しているといたるところで目に留まるようになる。他の動画も参考にしながら、自社ブランドを確立するために企業理念や文化を反映したキャンペーンとは何かを考えてみる価値があるかも知れない。

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