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パーソナルブランディングとは?個人をブランド化するためのポイントを事例つきで解説

2019.12.27

#スペシャルコンテンツ #パーソナルブランディング

パーソナルブランディングとは、自分自身をブランド化することで、現代社会においては不可欠なものであると言われています。

 

個人のブランド化は、誰もが手に入れられる究極の武器であり、資産です。興味のなかった方でも、今すぐ始める価値があるものでしょう。パーソナルブランディングについて、その事例とポイントを解説します。

パーソナルブランディングとは

ご自身が起業家でも、企業に勤める人であっても、今の時代「〇〇のことならあの人に」と指名されることの価値の大きさを感じる局面は多くあると思います。そのように、誰でもいいのではなく、「あなた」にお願いしたいと、選択されるように自分自身をブランド化していくことが、パーソナルブランディングです。

 

パーソナルブランディングの意味

ブランド(brand)という言葉は、焼き印を押すことを意味する「burned」に由来するとされています。自分と他人の家畜を見分ける目的から発し、銘柄や商標をブランドと呼ぶようになったことは、ブランドの意味するところをよく表しているでしょう。

 

つまり、パーソナルブランディングとは、個人における他者との差別化と理解できます。単なる知名度ではなく、「他の人ではなく、あなた」と指名されて選ばれることを可能にするのがパーソナルブランディングです。

 

 

パーソナルブランディングの効果

パーソナルブランディングは自分をよく見せるための技術ではなく、自分の魅力を理解されやすく明確に伝える方法の1つです。

 

つまり、他者とは違う自身の持っている経験や技術、専門性やパーソナリティなどを、正しく、かつ魅力的に理解されることで、あなたの存在や価値が認められやすくなります。情報もモノもサービスも過多の時代に、他に代えようのない「あなただから頼みたい」、「あなたから買いたい」、「あなたに会いたい」と選ばれやすくなるのです。

 

また、パーソナルブランディングに取り組む中で、自分が気付いていなかった自分の魅力を発見できることもあるでしょう。

 

 

パーソナルブランディングとセルフブランディングの違い

パーソナルブランディングとセルフブランディングの違いについては諸説ありますが、「セルフブランディング」は企業や組織に属しない個人が自らをメディア化するなどでプロモーションすること、「パーソナルブランディング」は組織等に属する個人が組織のイメージ向上を目的として個をブランディングすること、と定義されることがあります。

 

また、最近では、「セルフブランディング」はSNSでの露出を活用したブランディングを指すケースも多く見られます。

パーソナルブランディングのメリット・デメリット

次に、パーソナルブランディングのメリットとデメリットについて見てみましょう。個人をブランド化できれば多くのメリットが想定されますが、その反面にあるデメリットも想定しておかなくてはなりません。

 

パーソナルブランディングのメリット

パーソナルブランディングは、特にビジネスにおいて多くのメリットがあります。

 

●信頼を得やすくなる

パーソナルブランディングが確立されると、他の人と同じことを話してもその言葉が重く受け止められ、信頼されやすくなる

 

●価格競争に巻き込まれない

他との差別化が明確になることで、近い遠い、高い安い等の条件に関わらず、指名による仕事が増える

 

●人脈が広がる

信頼をベースとした仕事が可能となるので、別の業界・分野の人に紹介されたり、交流が生まれやすくなったりする

 

●モチベーションの向上
指名される仕事が増えると、自身のモチベーション向上に役立つ

 

●長期にわたる高リピート率が期待できる
ファン化してくれれば長期にわたる顧客になる

 

これらのメリットにより、売上や利益増、会社での高評価といった効果も得られます。

 

 

パーソナルブランディングのデメリット

一方、個人のブランド化にはリスクやデメリットもあります。

 

以下に一例として挙げていきますが、個人がおかれた状況や内容によっても異なるため、自分自身に照らし合わせて理解しておく必要があるでしょう。

 

●代わりがきかない
すべてを自分でやらなければならなくなるので、ビジネスに限界が生じかねない

 

●イメージから逃れられない
一度固定化したイメージから逃げるのが難しく、制限が増える状態になるリスクがある

 

●一度信頼を失うとダメージが大きい
個をブランド化していることにより、信頼が一度崩れるとダメージが大きくなる

パーソナルブランディングの方法

それでは、パーソナルブランディングは実際にどのように進めていくべきなのか。具体的な手順を追っていきましょう。

 

①状況を把握する
②ブランドの構築
③ブランドを広める

 

①状況を把握する

まずは、現在の自分に対して他者がどのような印象や価値を感じているのかを確認します。自分がこう思われたいと思う理想とのギャップを埋めるためには、現状把握が不可欠です。

 

また、自分が勝負していきたいジャンルやテーマを決め、その分野で自分が社会にどう役立てるか、その分野(市場)の状況はどうかを理解することも必要です。

 

そして、自分のビジネスライフやプロとして活躍する場をどう設定するかを具体的に描いていきます。既存の市場なら現状や競合を調べ、顧客は大勢を対象とするのか、それとも少数のコアな層を獲得するのか? どのような価値を自分が発揮できるのか? 自分のなりたい姿とその環境を把握しましょう。

 

②ブランドの構築

次に自身のブランドを構築します。

 

自分が他者からどのように認識され、自分のブランドで他の人にどのような印象を持ってもらいたいのかを決めていくのです。どのような見込み客が想定されるのか、現状から分析するとともに、自分の提供できる価値を必要としているターゲット層を絞り込みましょう。

 

さらに、自分が提供できる価値の特徴を言語化しましょう。例えば「漢方薬とQOLに詳しい医者」と言われるようにブランディングできれば、他の医者との違いがはっきりとイメージされ、どのような価値を提供してくれるかが伝わります。

 

同様に、あなたと関わることで顧客が得るメリットは何か、顧客に自分のパーソナリティを理解してもらうために伝えるべきことは何か、などを洗い出して検討し、自分のブランドを構築していきます。

 

③ブランドを広める

自身のブランドが定まれば、それを広めていく必要があります。その際は、ターゲットに合うメディアを活用していき、SNSやWebサイト、名刺やファッションなどすべての接点において、構築した自分のブランドを発信することを心がけましょう。

 

パーソナルブランディングを確立するためには、自分の情報発信に興味を抱いてもらうことが大切です。そして、自分の専門性や特徴についても、できるだけわかりやすい言葉で伝え、誇張や嘘は排除します。

 

なお、ブランディングで重要なのは、継続的に発信し続けることです。基本的にブランディングの目的は、顧客からの安定したロイヤルティを中長期的に築くことにあるため、個のブランディングにおいても発信し続けることが重要です。

女性のパーソナルブランディグ

女性がパーソナルブランディングを考える時に知っておくべきことは、どんなにビジネスパーソンとして有能でも、優れた技術者であったとしても、女性特有の困難に直面する可能性があるということです。

 

これは、複数の研究でも指摘されていることですが、「好感度問題(likability conundrum」と呼ばれるもので、愛想が良い、温かみがあるといった既成の女性像に反する印象を与えると、それがマイナス評価に働くというものです。

 

女性がパーソナルブランディングを行うポイント

女性は、こうした問題がある事を知った上で、自身のブランディングに取り組まなくてはなりません。その戦略のポイントは、大きく3つ挙げられます。

 

1.会社の内外で広くネットワークを築く

自分と似た境遇や環境にいる人たちとはたくさん友達になるが、共通項のない人との広いつながりを持つ人は少ないものです。広範囲において、自分の能力や価値を知る人たちを友人に持ち、日ごろから通常の仕事以外のネットワークを築くことを心がけましょう。

 

2.自分のキャリアについて簡潔なストーリーを準備する
自分のキャリアを他人に理解してもらいやすいように、わかりやすく簡潔なストーリーを自ら用意しておくことが重要です。特にキャリアチェンジの時などには、自分のキャリア・スキルと現職とを明確に関連付けるストーリーがないと、間違った理解をされてしまうリスクが高くなります。

 

3.自分の得意分野で知識やアイデアを公表する
多くの女性は、自分の実績や能力についてアピールすることに慣れていません。しかし、パーソナルブランディングにおいては、それらを正しく伝える必要があります。自身の得意分野やスキルを、常に情報発信をして公表することが重要です。

パーソナルブランディングの成功事例

では、実際にどのような人がパーソナルブランディングを成功させているのでしょうか。また、それによってどのようなメリットを得ているのか、具体的な事例を見ていきましょう。

 

米国大統領 バラク・オバマ氏

パーソナルブランディングの確立には、コアメッセージというものが欠かせませんが、オバマ元大統領の場合は、「change」や日本でも有名になった「yes, we can」といった変革のイメージを持つ言葉をコアメッセージとして常に発信し、繰り返し訴えました。

 

それにより、変革の旗手としてのパーソナルブランディングに成功し、対立候補であった共和党ジョン・マケイン氏に大差で勝利。その後は誰もが知っての通り、非白人初の第44代米国大統領となり、ノーベル平和賞も受賞しました。

 

 

ソフトバンクグループ代表 孫正義氏

今や日本を代表する経済人として活躍する孫正義氏が、ソフトバンクを創業したのは1981年。パソコン用パッケージソフトの流通業からスタートし、現在では資本金2387億円の世界的な大会社となっています。孫氏が掲げてきたビジョンは「情報革命で人々を幸せに」であり、最先端テクノロジー分野の支援財団や自然エネルギー財団なども設立しています。

 

そんな孫氏が有名になった一つの理由としてはTwitterで積極的に情報発信していたことも大きいと言われています。多数のフォロワーを持つTwitterは影響力が大きく、業界を超えた人たちとネットワークを結ぶとともに、消費者の共感を醸成することにも成功しています。

 

 

フェリシア ラボ代表 高橋和子氏

専業主婦から整理収納のプロフェッショナルとして会社を立ち上げ、活躍する高橋和子氏。整理収納のプロといっても競合は多く、知名度も上がらず鳴かず飛ばずの日々もありました。

 

そこで、高橋氏は転勤族の妻として積み上げてきた経験とノウハウ、親の介護経験を自身だけの強みとして、主婦のつらさや悩みに共感できるプロを目指すことに決め、情報発信に力を入れました。ネット情報がきっかけでテレビや雑誌の仕事が舞い込むようになり、顧客数も売り上げも順調に拡大させることができた現在も、季節先取りの有益な生活情報を発信し続けています。

 

このケースは、他にはない高橋氏の経験とスキルを明確に打ち出すことで、パーソナルブランディングを成功させた好例です。

パーソナルブランディングを成功させるポイント

パーソナルブランディングに成功した事例から、コアメッセージを訴え続けること、ネットを活用したこまめな情報発信で自身の考えやビジョン、ポリシーを伝え続けることなどの重要性がわかります。パーソナルブランディングを成功に導くポイントをいま一度振り返ってみましょう。

 

●自分は何の専門家であるかを定義する
過去の実績や作品を資料としてまとめ、どの分野の何なら勝負できるのかを決める

 

●ターゲットを定義する
自分にしかない強みとは何かを明確にして想定するターゲットを決める

 

●コアとなるメッセージを作る
自分が伝えたい、実現したい価値やブランドの世界観から端的な表現を探る

 

●自身の経験やスキルから提供価値までのストーリーを持つ
なぜ顧客に対して価値を提供できるようになったのかをストーリーとして持つ

 

●情報発信手段と方法の最適化を行う
今はネット上でも様々な手段があるため、最適な方法を選択して情報発信を継続する

まとめ

パーソナルブランディングは現代では必須となるビジネススキルです。

 

企業や商品のブランディング同様、一朝一夕で成果が出るようなものではありませんが、正しい戦略にのっとり、自身のブランドをわかりやすい言葉で発信し続ければ、人的ネットワークの拡大や新しい展開への道が見えてくるでしょう。

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