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3000万語の格差

2025/04/11(最終更新日:2025/04/11)

#人材育成・組織開発

「3000万語」

何の数字かおわかりですか?

実はこれ、親の「発話」の数によって、3歳の終わりまでに子どもが聞く言葉の数が最大3000万語も違うということを示しています。
カンザス大学児童心理学者のベティ・ハートとトッド・リズリーによる研究で明らかになったことで、発話だけではなく、応答や承認が多ければ多いほど、子どもの語彙は増えることもわかっています。

語彙力はIQや認知能力の高まりに寄与しますし、応答や承認によって健やかな自己肯定感が育まれる効果も期待できます。最新の脳科学的にも、読み書き能力の基盤には「発話能力」があることがわかっており、この研究結果と合致します。このことは、子どもだけではなく、組織における人材育成にも転用できる考えです。メール、チャット、LINEなどでのコミュニケーションに偏り、発話が疎かになっていませんか?応答や承認が少なく、命令的、否定的な発言が目立っていませんか?

このように発達心理学や脳科学の見地から、人材育成を今一度見直してみてはいかがでしょうか。

感覚的になんとなく重要と分かっていることでも、裏付けのある説得力の高い伝え方ができなければ、現代の若者は納得してくれません。

管理職が自ら理解・納得し、部下に説明できるようになることが、これまで以上に求められる時代です。

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