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限定正社員制度とは?制度の背景と今後の展望<Hot HR ニュース5月号>

2014/05/13(最終更新日:2022/01/07)

■今月号のメニュー
<今月のテーマ>
・限定正社員制度とは? 制度の背景と今後の展望
・編集部解説
<HRニュースピックアップ>

 

(本文より)
経済社会の構造改革を進めることを目的として、内閣総理大臣の諮問機関である「規制改革会議」が発表した規制改革実施計画において、「限定正社員制度」という制度の普及を目指すことが告知された。
この「限定正社員制度」とは、どのようなものなのか。この制度のきっかけ・目的とともに、メリットやデメリット、この制度による影響をまとめてみたいと思う。
▼限定正社員制度とは? きっかけと目的
限定正社員とは、非正規雇用と正規雇用の中間にあたり、労働時間や就業場所などに関して限定して雇用契約を結ぶ制度である。
この制度の普及が求められているきっかけとして、昨年4月に改正労働契約法の施行されたことが挙げられる。それは、有期の雇用契約が5年連続で更新された場合、その有期雇用者は無期雇用への転換を申請する権利を持つという内容である。また、正規・非正規の二極化の是正やライフサイクル・ライフスタイルに合わせた多様な生き方の創造が、規制改革実施計画で要因として述べられている。
限定正社員として雇用された人は、正社員に比べ賃金が安い場合があるものの、正規雇用と同じ無期雇用であり、社会保険に加入しやすいなどのメリットも持つ。ほかの特徴として、非正規社員にとって通常の正社員に見られる転勤や残業がないことが挙げられる。また、別称ジョブ型正社員とも呼ばれるように、職務内容などを限定される場合も多いことから、特定の職務におけるキャリアを積むことも可能にすると考えられている。

 

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