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Hot HR vol.61 部下を育てる管理職コミュニケーション入門

2013.12.18

#Hot HRメールマガジン バックナンバー

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5分で分かる最新人事トレンド
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◆◆今の時代に求められる管理職のコミュニケーション能力とは◆◆

 

ビジネスパーソンが抱えるストレスの原因として、1番にあげられているのは
「上司との人間関係」です。
上司からの圧力が、社員の鬱や、燃え尽き症候群、更には心臓発作まで呼び起こ
してしまうという今の世の中、管理職のコミュニケーション能力を伸ばすことが
人事の課題になりつつあります。

 

従来は、指示・命令を中心とした威圧的なコミュニケーションが管理職にはつきもの
でしたが近年ではチーム全体を伸ばす、育成型のコミュニケーションが求められています。
その中でも特に高めていきたい力、それは「質問する力」と「傾聴する力」です。
では、それぞれ実際にどういった力で、どのような効果をもたらすのでしょうか?

 

◆◆部下を育てる質問の仕方◆◆

 

「部下の育成」は管理職の悩みごととして上位にあがってくる項目です。
最近では、バブル世代や氷河期世代、ゆとり世代など、世代ごとの特徴が職場に
おいてもよく見られるようになり、どのように指導しようか四苦八苦することも
少なくありません。そこで、注目したいのが「質問する力」です。
2つの会話を比較してみましょう。

 

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【A】

 

上司 「どうしてあんなミスが発生したんだ!自分が何をしたかわかってるのか!?」

 

部下 「…申し訳ありません。私の責任です。深く反省しております。」

 

上司 「次はあのようなことがないように!気をつけるんだぞ」

 

部下 「わかりました」

 

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【B】

 

上司 「あのようなミスが発生した原因は何だと思う?」

 

部下 「そうですね…日付ごとに書類の整理をしておらず、探すのに手間がかかってしまったからだと思います。管理がとても甘かったです。」

 

上司 「たしかに、そうだな。じゃあ次から気をつけるべきことは何?」

 

部下 「日付や顧客名など、自分以外の人が探しやすくなるような順序で書類整理をしていこうと思います。また、必ずその書類のコピーをとるようにします。」

 

上司 「よし、じゃあ次はそこに注意して頑張ってくれよ。」

 

部下 「はい。」

 

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同じ内容の会話をしていても、AとBではコミュニケーションの質にかなり差があります。
Aは、威圧的で一方的な上司からのコミュニケーションになっていますが、
Bは、上司が部下から次のアクションを引き出すような質問をしており、部下自身で
考えて具体的な答えを見出す言葉の運びになっています。

 

このような質問を投げかけることで、部下の言い分を引き出すことができ、自ら考える
習慣をつけさせるため、柔軟な思考を持った自律した社員を育てることができます。
ただし、「どうして」や「なんで」を追及しすぎるとストレスとなるので、質問のトーンが
肯定的であるように気配りを忘れないことが肝心です。

 

◆◆部下からの信頼を得られる「聞く力」◆◆

 

コーチング研究所の調査によると、生産性の高い部署の管理職は、部下の話をよく
聴いてくれるという評価があがっています。

 

┏┓ よく話を聞いている上司と働く部下の声
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「聞いてくれるから相談に行きやすい」

 

「上司は、上手くいなかった時に相談に行っても、まず1回受け止めてくれるので、その後のアドバイスが頭に入る」

 

「忙しいにも関わらず、自分のために話を聞いてくれるので、この恩を返したいと感じる」

 

┏┓ よく話を聞こうとしない上司と働く部下の声
┗■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

「上司は忙しそうなので重要な時だけ相談に行く」

 

「まずいことをした時は相談に行きにくい。早くした方がいいと分かっていても、つい報告を先延ばしにしてしまう時がある」

 

「私の意見に対しての上司のコメントはもっとも。私の能力はまだまだだし、上司に提案するような力を持っていない」

 

 

以上のように、話を聞く姿勢によって部下の仕事に対する安心感や自信、スピードが違って
くることがわかると思います。自分が知りたいことを聞くのではなく、部下の言いたいことを
聞くことが大切なのです。そのためにも、話を聞く時間をつくるためにタイムマネジメントの
工夫をしなければなりませんね。チームの模範として率先して「聞く姿勢」を示すことで、
チーム全体がそのような空気になり、明るくオープンで協力し合える職場になっていくはずです。

 

◆◆基本の徹底がコミュニケーションを変える◆◆

 

質問する力も聞く力も当たり前のようで、実はできていないコミュニケーションの基本です。
それは言い方を換えれば、すぐに実践できることなのです。また、継続して心がけなければ
一向に身につかないことだとも言えます。
部下の能力、そしてやる気をいかに伸ばせるかが管理職としてのコミュニケーションの根底です。
質問することと聞くことにプラスして、コミュニケーションの基本となっているのは「挨拶」。
朝の「おはよう」や常日頃の「ありがとう」「お疲れ様」を心を込めて言うだけでも働く原動力と
なり、部下からの信頼につながります。
部下からの信頼は、一番説得力のある評価です。
面倒くさがらずに基礎の基礎から管理職としてのコミュニケーションを高めていきたいですね。

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