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Hot HR vol.50-最強企業の強さの源、幹部育成

2013/12/18(最終更新日:2021/11/12)

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5分で分かる最新人事トレンド
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◆◆「出世したくない」◆◆

 

「将来、出世したいか」
この質問に対して「出世したくない」52.2%と、
半数以上の20代若手会社員が答えており、管理職への昇進にあまり意欲的
ではない若者が多いということがうかがえます。
これは今年10月毎日コミュニケーションズが行った仕事に関する意識アンケート
の調査結果です。

 

出世したくない理由として主にこのようなことがあげられます。
・長時間働きたくない
・責任を負いたくない
・部下の育成をしたくない
・仕事に見合った給料がもらえない
・会社にしばられたくない

 

不況が続く現在は、管理職の大変さを横目に見て「管理職にはなりたくない」
という人が増えているのではないでしょうか。
しかし、不況の局面でこそリーダーの存在は試されています。
仕事も部下もマネジメントしなければならない管理職には大きな責務がつく
ため、その人自身の力量だけに任せるだけではなく、
会社としてリーダーを支え育てる環境を整備する必要があるのです。

 

◆リーダー研修50年の歴史を誇る最強企業GE◆

 

世界最大のコングロマリット、GE(ゼネラル・エレクトリック)では
1950年代にリーダー教育の社内機関を設立し、社会の変化に合わせて育成への
焦点を変えながら企業を強くする人材を常日頃、育て上げています。

 

GEの人材育成予算は約900億円で、連結売上高の約0.5%の割合です。
それと比較して、日本の殆どの企業では0.1%にも満たないという現状が
あると指摘されています。

 

世界を代表する経営者であるジャック・ウェルチ元会長兼CEOは、仕事の中で
「社員にモチベーションを与えること」と「社員を評価すること」に最も重点
を置いたとし、ジェフ・イメルト現会長兼CEOも、リーダー育成は価値ある投資
と考え、仕事の3割を幹部育成に費やしているといいます。

 

その努力によって今日のGEは、各ビジネス誌が発表する様々な企業ランキング
等でも常に優れた評価を得ているのです。

 

◆リーダーを育てるために必要なこと◆

 

では、リーダーを育成するにはどういったことが大切なのでしょうか。

 

┏┓ その会社におけるリーダーシップに関する価値観を共有する
┗1━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
会社の理念や戦略に合わせて、リーダーシップにおいて大切だと
思う価値観を話し合い、管理職の人だけでなく会社全体に浸透さ
せましょう。

 

┏┓ 継続した「教育⇔実践」のサイクルをつくる
┗2━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ただ研修を受けるだけでは効果が出ているのかわからないところ
です。新しいプロジェクトを課すなど、学習したことを試す場を
つくることが必要です。そしてまた研修で実践したことを振り返
ったり再確認することで更なる成長が見込めます。

 

┏┓ 単一のマネジメントタイプだけではないことを認識する
┗3━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
リーダーには、「強制型」「ビジョン型」「関係重視型」など
様々なタイプがあるといえます。決して一つのタイプのみを確固
たるものにせず状況の変化によってバランスよく異なるタイプを
使い分けられる柔軟性が求められています。

 

『人が第一、戦略は二の次と心得ること。
仕事でもっとも重要なことは適材適所の人事であって、
優れた人材を得なければ、どんなにいい戦略も実現できない。』

 

ジャック・ウェルチはこのような名言を残しています。
あなたの会社ではどのような人材育成が実施されていますか?
会社を強くする育成体系になっているか、考えてみましょう。

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