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Hot HR vol.36 – 人と組織と報酬制度

2013.12.18

#Hot HRメールマガジン バックナンバー

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5分で分かる最新人事トレンド
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「企業は人なり」・・・ この言葉はすでに定着し、多くのビジネスマン
がこの言葉を当たり前のように口にしています。今回は「組織(企業)」
と「人(社員)」について考えてみたいと思います。

 

◆「組織」と「人」の関係性◆

 

組織の中の社員一人ひとりが、組織の掲げるミッション・方向性に向かっ
て進むことができなければ、組織の生産性を向上させることは難しいで
しょう。例えば、船を漕ぐときに1人でも違う方向に舵をとっていたら、
船は一気にペースダウンします。それから、船を一生懸命漕いでいる人と、
漕がずに休んでいる人に対する報酬が同じ、または後者の方の報酬が高け
れば、一生懸命漕いでいる人はいずれ頑張らなくなるでしょう。

 

これは組織においても同じようなことが言えるのではないでしょうか?

 

日経キャリアマガジン2008年4月号によると
(2008年1月に、調査会社ヤフーバリューインサイトパネルを利用
した調査、対象は首都圏、近畿、東海在住の27歳と30歳での正社員)

 

「今の仕事のどんなところが不満ですか?」の質問の回答の
1位は「給与・昇給の待遇がよくない(平均44.4%)」、
2位は「仕事にやりがいを感じない(平均33.6%)」、
3位は「会社や上司の考え方に不満(平均19.5%)」でした。

 

このデータからみても、報酬制度が社員に及ぼす影響は大きいことが分か
ります。現在、報酬システムが不明確になっている企業は多くあります。
重要なポイントは、
「平等な報酬制度になっているか?」
「社員の業績を正確に評価し、報酬に反映しているか?」
「組織の報酬システムを社員に伝えているか?」
ということです。

 

◆評価制度と問題点◆

 

報酬制度を正しく機能させるには評価制度が非常に重要です。しかし評価
制度に対して、下記のような社員の率直な意見を耳にすることがあります。

 

「評価に上司の個人的な感情が入っている」
「評価基準が不透明だ」
「現場の細かい部分まで上司は見ていないから正当な評価ができない」
「評価者によって評価基準が違う」
……
これらの意見からは、現場での評価者の力不足が感じとれます。このよう
な状況では、社員を正当に評価することは困難であると言えます。理想的
なシステムを導入したとしても、形だけでは意味がなく、むしろ社員の
モチベーションを下げ、逆効果になりかねません。

 

システムを運用するのは、「人」です。運用者の力が足りなければ、シス
テムも戦略も上手く機能せずに終ってしまいます。

 

◆まずは会社の現状を分析すること◆

 

優秀な社員が辞めてしまったり、部下のモチベーションが低かったり、生
産性が低い場合はその原因がどこにあるかを知り、改善する必要が求めら
れます。会社の現状を知らずに問題を解決することはできませんし、社内
の潜在的な問題は、最悪の状況に発展し兼ねません。外部による客観的な
企業診断を利用するなどして、その問題点を見つけ、今後の課題や改革の
方向を知ることが大切です。
企業は社員一人ひとりで成り立っています。会社をよくするためには、
社員の意見は貴重なデータです。

 

現在のような経済停滞期には売上げの大幅な伸びは期待出来ません。
このような時にこそ、社員の一人ひとりの生産性を向上させ、
経営の効率をさせることが必要になります。
まずは会社と社員のベクトルが合っているか御社の現状を確認し、
報酬制度を見直してみてはいかがでしょうか?

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