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人事トレンドニュース – 人材マネジメントへの変革期

2013/12/18(最終更新日:2021/12/13)

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5分で分かる最新人事トレンド
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100年に1度の大不況といわれる現在は、人材マネジメントの変革の好機で
もあります。景気が好転する局面に備え、今のうちに人事マネジメントに
ついて整理・見直しを行い、人事力の強い会社へ再構築していきましょう。

 

◆人材マネジメントの変革◆

 

この時期、企業は明確な経営の舵取りが求められています。厳しい状況を
打破するため、人材の活用以外に乗り切る方法はありません。
企業の多くが、
「いかに有能な人材を採用し、または優秀な人材に育成し、
活かし、定着させていくか」
を課題に挙げています。満足感が高く、モチベーションの高い人材はより
生産性が高い傾向にあります。管理職には、部下を活かすために会社の
ミッション、社員の求める職務・目標などを明確にし、部下に伝えること
が重要な役割となります。その上で、会社と社員のコミュニケーションを
取っていくことが大切です。

 

◆人事部の役割◆

 

現在、日本企業では人事部に対してはネガティブなイメージを持っている
社員が実は多いようです。それは、社員の給与情報を管理していたり、リ
ストラなどが発生した場合に恨まれ役をかったり、また、規則や会社の利
益を重視するイメージがある為、冷酷なイメージが定着し、社員と人事部
の間に壁を感じている方が多いようです。
しかし、人事部は会社にとって最も重要な資産である「人」を司る部署で
す。アメリカでは最も重要な部署と位置づけられることも多く、優秀な人
材が人事部で働いています。そしてその担当者には戦略、交渉における高
いスキルが求められます。

 

これまで人事の仕事は、コンプライアンス管理、給料計算、教育、勤怠管
理、福利厚生など、日常的に発生する定型業務を中心に費やされてきまし
た。ペーパーワークと詳細な管理業務に忙殺され、規則に忠実に従い業務
を遂行していくという人事部門のスタイルから、企業の経営戦略を具現化
する上で欠かせない部門へと変化しつつあります。

 

◆効率的な人事マネジメント◆

 

従来の人事管理業務は、今後オンラインやアウトソーシングの導入・活用が
大幅に進んでいくでしょう。ITを上手に活用すると下記のメリットが得られます。

 

1. コスト効果大
・人事書類の一括管理により、人事担当者の入れ替わりによる
コストを省ける
・人事手続きの効率化により人件費を削減できる

 

2. リスク削減
・一定の人事プロセス及びポリシーが確立できる
・社員の評価/勤務記録を保持できる

 

3. 負担軽減
・面倒なペーパーワークに対やしていた時間と労力が劇的に削減される
・複雑多岐にわたる人事書類を一括管理しペーパレス化を実現する

 

人事管理に費やす時間を大幅に削減でき、より戦略的な部分に時間を費やす
ことができます。

 

◆日本企業の人事部の役割と行方◆

 

従来の人事マネジメントには、膨大なペーパーワークに時間の多くを取ら
れ、管理することで精一杯でした。今後は人事マネジメントでは、この分
野においては、オンライン化やアウトソーシングを活用し、効率的かつ、
迅速に行っていくことが一般的になっていきます。その業務において削減
された時間を、戦略的人事マネジメントに費やすことができ、新しい方向
へ進むことが求められています。
もし、みなさんの会社に人事戦略部門が確立されていないのであれば、
最優先して見直すことをお薦めします。

 

今、ビジネスリーダーたちは、競争の新しいルールに順応することを
強いられています。全社員のスキルの把握、評価の指標を明確なもの
にしておく必要がでてきます。従来の管理部としての人事を、戦略的
な価値を生む部門へと変貌させる必要があります。
今こそ人材マネジメントの変革期です。

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