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Hot HR vol.5-人材獲得戦争は始まっている!!

2013/12/18(最終更新日:2021/11/12)

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5分で分かる最新人事トレンド
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◆◆07年問題 労働力の現象とリテンションの重要性◆◆

 

2007年も終わりを告げようとしています。
団塊世代が定年に達し始めた2007年。
戦後のベビーブームで誕生した団塊世代(1947~49年生まれ)は約680万人、
全日本人口の5%を占めると言われています。
この団塊世代の大量の定年退職で、労働力が不足する、技術が継承できな
くなる……などが「07年問題」として大きく取り上げられました。
しかし労働力の衰退はこれに限ったものではありません。

 

■少子化による労働力の減少

 

労働力の衰退の原因として、「少子化」があげられます。
日本の少子化はとどまるところを知りません。少子化の主な直接原因をた
どると、晩産化の進展による女性1人あたりの生涯出産数の減少にあります。

 

晩産化が進む背景には、女性の就労機会の上昇などライフスタイルの変化
があります。結婚・育児に対する人生における優先順位が低下する一方で、
結婚や育児・教育環境に高い条件を求める傾向が強まっており、出産・子
育てによる機会費用(出産・子育てにより仕事をやめた場合に失われる収
入)が増大しています。

 

■労働人口の移り変わり

 

日本の人口は2006年をピークに、確実に不可逆的な減少過程に入りました。
高齢化と出生率の低下が続く中、2007年に死亡率が出生率を上回ったため
です。

 

労働力人口(15~64歳で労働可能にあって意欲のある人たち)で見ますと、
1990年の6,384万人から2000年には6,752万人と約6%増えました。そして
2005年に6,772万人でピークを迎えましたが、その後は減少に転じ、
2025年にはピーク時から7%減少する6,296万人と推計されています。

 

■雇用難は始まっている

 

企業の経営者に共通する悩みとして、“優秀な人材が集まらない”“定着
しない”があげられます。

 

成長途上にある中小企業・ベンチャーでは“優秀な人材が集まらない”と
悩む傾向がみられます。新卒者は有名な大企業への就職を望む傾向にある
ので、知名度やブランド力が弱い中小企業・ベンチャー企業が人材確保に
苦労してしまうのです。

 

一方、大企業の悩みは“優秀な人材が定着しない”ことです。新卒者が育
つ前に離れていってしまうところにあります。優秀な人材ほど、社内の雰
囲気を見て「この会社にいても意味がない、成長しない」と見切りをつけ
るのも早いため、企業側は今まで以上の人事育成に取組む努力をしなけれ
ばいけません。

 

■今後の企業の採用の取り組み

 

日本は買い手市場から売り手市場へと一変し、多くの企業が人材
の獲得において苦労を強いられています。また、せっかく確保した人材を
囲い込むための方策に工夫をこらしているものの、内定辞退が相次ぐとい
った状態になっている企業も少なくありません。

採用の成功は、「企業理念、フィロソフィーに合った人材をどう見極める
か」です。
新入社員を迎え入れるにあたって、企業の経営者は「企業理念、フィロソ
フィー、求める人材像」をしっかり従業員に浸透させ、従業員はそれを熟
知しておく必要があります。

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