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Hot HR vol.3-約4人に1人が週50時間以上の長時間労働!!

2013/12/18(最終更新日:2021/11/12)

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5分で分かる最新人事トレンド
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首都圏及び関西圏で働く労働者は
“約4人に1人が週50時間以上の長時間労働”
“約2人に1人が1年前よりストレスが増大。男性30代などで高い値”
ということが連合総合生活開発研究所の調査でわかりました。

 

■残業する現状

 

1週間に残業を含めて実際に働いている時間は
“50 時間以上60 時間未満が15.5%”
“60 時間以上が10.7%”
を占め、約4人に1人が週50時間以上働いており、男性においては20歳代
から40歳代で約40%に及んでいます。

 

また、1年前と比べた仕事や職場におけるストレスの増減についてみると
「かなり増えた」「やや増えた」(以下ストレス増大)は48.3%であり、
「変わらない」40.6%を上回っています。

 

男女別で見ると、男性のほうが女性よりも「ストレス増大」を感じる割合
が高く、年齢別に見ると、
“女性では20歳代が50.0%”
“男性では30歳代が59.1%”
と最も多く、男女ともに50歳代は低い値(男性45.5%、女性34.5%)
となっています。

 

■その理由は

 

長時間労働の理由としては、下記があげられます。

 

1位 仕事量が多いから(51.0%)
2位 突発的な仕事があるから(40.7%)
3位 勤務時間外でないとできない仕事があるから(20.0%)
4位 仕事を納得できるように仕上げたいから(19.9%)

 

「自発的な」理由による残業は、これらより低い割合を示しているのが特
徴です。また、ストレス増を感じる理由としては、「仕事量に比べて働く
人の数がかなり不足している」が73.7%と際立って高く、次いで「成果や
業績による賃金・処遇の差が拡大した」とするものが63.9%となっている。

 

■今後の取組みとして

 

この結果からもわかるように「人手不足」により「長時間労働」をせざ
るを得ない環境となっています。これが原因で「ストレス」も増えてきて
います。「人手不足」「ストレス減」の解決方法は本当に人を補充するこ
とで解消されるのでしょうか。

 

今現在の業務は本当に必要かどうか、「業務の棚卸し」を行うことが大切
ではないのでしょうか。
その業務を行う「目的」や「ゴール」を理解しておらず、ただ漠然と業務
を行っていては生産性も向上しません。また、上司が部下の業務を把握して
いませんと公平な評価もできないため、部下のやる気も落ちてしまいます。

 

「業務の棚卸し」に効果的な方法として、「ジョブディスクリプション
(職務記述書)」の作成があります。
「ジョブディスクリプション」とは、会社の各ポジションの機能につい
て従業員が担当する職務の主な内容のリストです。仕事内容を明確にし、
その内容の対価(=基本給)を決定します。
別の言い方をすれば、ジョブディスクリプションは現在の各従業員が何
をしているか、あるいは何ができるのかを書いたものではなく、そのポジ
ションが機能するために必要な仕事を書いたものです。ジョブディスクリ
プションを作成することにより、業務上での部下の悩みも把握しやすくな
ります。部下も自分自身が何をすべきかがわかります。

 

また、ジョブディスクリプションに基づいて評価することにより、透明
な評価ができますので、部下のモチベーションアップにもつながります。

まずは業務の棚卸しをしてみませんか?

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