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imajina news vol.8-自社らしさを伝える‐世界面白求人動画ランキング!

2014/09/18(最終更新日:2021/12/10)

■イマジナからのお知らせ

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成長を続ける企業の取り組みや創業からのストーリー、社員の想い等、それぞれの企業のカルチャーをまとめ書籍化します。全国の書店での販売や自社関係者への配本により、貴社ブランド価値向上に役立ちます。採用活動やIR等、アウターブランディングで活用ください。10社限定企画となっておりますので、お申込みはお早めに!

2014年7月14日付イマジナニュースでご紹介の通り、今年6月、アメリカの靴の通販会社ザッポスが採用募集広告の掲載をやめ、代わりに“Zappos Insider”というコミュニティサイトで採用活動を開始することをホームページ上で発表した。自社の企業文化を発信し、求職者と社員がソーシャルサイトで関わり、「会話」を持つことで、カルチャーフィットする人材を採用することを目的としている。

 

平成24年の厚生労働省、文部科学省の発表によると、新卒就職希望者のうち95%前後が就職する一方、入社後早期(3年以内)に辞める人が大卒で30%前後であったという。エン・ジャパンが数年前に調査した「3年以内に退職する人の退職理由」では、「聞いていた仕事内容と違う66%」が圧倒的で、次いで「会社の雰囲気が合わない34%」「上司と合わない19%」「残業・労働時間が長い16%」が上位を占めている。

 

採用に掛かるコストは新卒で一人当たり約100万円~300万円、中途で約100万円と言われ、決して安いものではない。企業と求職者双方にとって、入社する前に本当に働きたい環境であるかを理解する情報交換の場が必要であるようだ。

 

海外では2000年以降、この採用ミスマッチを事前に回避するため、自社をありのままに表現した求人動画が活用されている。社風やカルチャーに共感・共鳴してくれる求職者を募る取り組みが、企業の大小を問わず、積極的に行われているのだ。「より的確に自社を表現すること」や「自社の魅力を伝えきること」を重要視し、動画だからこそ伝えられる情報として、社員のインタビューや、社内の様子などを積極的に発信し、求職者に対する「企業PR動画」を自社で作成する傾向が高まっている。

 

Blogging 4 Jobsというコミュニティサイトにおいて、求人動画のトップ&「面白」企業12社のランキングが掲載されている。同記事による求人広告は動画掲載があるだけで12%閲覧率がアップし、34%応募率がアップするという。

 

1位にランクインしている果汁飲料の製造・販売を手掛けるinnocent drinks社の動画は、同社の楽しく笑顔の絶えない社風がよく表現されている。社員がレディ・ガガのBad Romanceを踊り、歌うパフォーマンスは、社内の楽しそうな雰囲気をよく伝えている。採用のための求人動画というよりも、社外に向けた企業ブランディングの動画といったほうが良いかもしれない。

2位のRackspac社はクラウドホスティングサービスを手掛ける、アメリカFortune誌の「働きたい場所」のトップにも選ばれたこともある会社だ。同社の動画はとある1日の社内の風景を映したもの。最後には驚きのパーティまで開かれている。広い職場環境、フレキシブルなワーキングスタイル、個性的な仲間たちなどが自然な風景として紹介される動画構成となっている。この動画は、撮影、制作、編集まで含め、わずか一人の担当者によって1日で作成されたものであるというから驚きだ。

成功する企業は自分たちが提供する職場環境、一緒に働く社員の声、商品・サービス内容を積極的に発信し、求職者側がそのカルチャーに自身がフィットするかを事前に見極めることで、双方の採用ミスマッチを事前に回避できている。

 

競合に勝ち抜き、差別化を図る戦略として自社「らしさ」を表現した企業の求人動画は、本当に出会いたい求職者と企業のマッチングツールとして益々注目を浴びるはずだ。

 

 

<ニュースソース>
※1
http://www.blogging4jobs.com/hr/12-best-recruiting-videos/#7BerUkQdztOUE80Q.97p

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