イマジナインタビュー Interview

  • 組織づくり

#10-2

学園長/高等部校長 韓 夕晶

運営会社:株式会社イマジナ

~企業経験が拓く教育改革、体験が育む「生きる力」~ ブランディングと教育の対話、第2章へ

企業のブランディングと教育は、その核心部分で「価値を創造し、提供する」という同じ使命を共有しています。企業が製品や哲学を通して自社の価値を伝え、顧客との信頼を築くように、学校は独自の教育実践を通して次世代に価値を提供し、社会の基盤を築いています。 前回のインタビューでは、南池袋の革新的な教育機関との対話を通じて、ブランディングと教育がいかに密接に絡み合っているかを探りました。今回は、八王子へと足を運びました。舞台は、東京ウエストインターナショナルスクール。国際バカロレア(IB)認定を受け、多国籍の生徒が集うこの学校で、学園長・韓さんにお話を伺いました。韓さんは、東京大学大学院で食品工学を学び、26年間にわたり外資系企業で製品開発の要職を務めた後、52歳で教育界に転身した異色の経歴を持つ人物です。 企業の第一線で培った経験が、いかに教育現場に新しい視点をもたらすのか。そして、「体験を通じて学ぶ」という独自のアプローチが、子どもたちにどのような力を育むのか。この対話から、教育とブランディングが交差する新たな地平を探ります。

イマジナの視点:インナーブランディングと教育の連携

日本の企業は、海外と比較して社員教育、特に内面的な成長を促す教育において課題を抱えているケースが少なくありません。真の企業価値は、そこに働く「人」によって創り出されるものであり、社員一人ひとりが会社に対して誇りを持ち、やりがいを感じ、そして法人の理念に深く共感していることこそが、持続的な成長の源泉です。 イマジナは、企業が持つ「思い」がまだ明確に言語化されていない場合には、その策定段階から深く関与します。そして、その理念を社員に浸透させるための教育プログラムやワークショップを企画・実施し、企業文化として根付かせるサポートを行います。特に管理職を「トップの思いを代弁するアンバサダー」と位置づけ、その育成に力を注ぐ姿勢は独特です。 この「人が本来持つ価値をどう引き出すか」という問いは、企業だけでなく教育の世界とも深く響き合います。イマジナが経営者や管理職向けの教育プログラムに力を入れるのも、人材を育成し、組織文化を育むことがブランドを強化するために不可欠だからです。そして今回、私たちは教育現場そのものが、この哲学を実践している場であることを目の当たりにすることになります。

学園長・韓さんの異色のキャリア:企業から教育へ

 

韓学園長のキャリアパスは、一般的な教育者のそれとは一線を画します。東京大学大学院で食品工学を専攻した後、26年もの長きにわたり外資系企業で製品開発に従事してきました。その間、社員数10万人規模のグローバル企業で要職を経験し、まさに社会の第一線で活躍してきた人物です。 そんな彼が教育界に足を踏み入れるきっかけとなったのは、中国・北京への転勤でした。当時小学生だった2人の娘を現地のインターナショナルスクールに通わせたことで、日本の教育とは全く異なる、探究学習を重視するアメリカ式の教育に強い感銘を受けます。 「日本の教育の人たちにある意味、ショックを受けた」と語る韓学園長。それまでの彼は、自身も外資系企業に勤めながらも、教育リテラシーが高いとは言えず、もし日本に留まっていれば、娘たちを塾に通わせ、受験競争の道を選ばせていたかもしれないと振り返ります。しかし、北京での経験が彼の教育観を大きく変え、52歳で早期退職を決意。自らワークショップなどを行う会社を立ち上げ、教育事業に乗り出します。 この転身は、イマジナが提唱する「人の内側からの価値創造」という哲学と深く重なります。企業で培った経験を内面化し、それを新しいフィールドで発揮する――まさに、インナーブランディングが目指す「誇りとやりがいを持って働く人」の姿そのものです。 その後、現在の学校でアフタースクールプログラムを担当する機会を得て、やがて学校運営の中枢へと招かれ、現在の学園長という職に至ります。韓学園長は、自身の最終的なゴールとして「自分で学校を作りたい」という夢を抱いています。長野でUWC(ユナイテッド・ワールド・カレッジ)の認定校を創設した女性教育者の著書に深く共感し、それが自身の目指すべき教育の姿であると確信したと言います。

 

八王子で育む「生きる力」:ガーデンプログラムという体験学習

東京ウエストインターナショナルスクールは、多国籍の生徒が集う多様性豊かな学びの場です。都心からのアクセスも確保しつつ、豊かな自然に囲まれた八王子の地で、学校は独自の教育を実践しています。生徒の約7割がスクールバスを利用し、残りの3割は保護者による送迎で通学。特筆すべきは、近隣に横田基地があることから、ネイティブのアメリカ人生徒が全体の約3割を占めている点です。日本人生徒が約5割、その他アジアやヨーロッパなど多様な国籍の生徒が2割を占め、国際色豊かな環境が形成されています。 そこで象徴的な取り組みが、5、6年前にスタートした「ガーデンプログラム」です。これは単なる「食育」の枠を超え、子どもたちの「生きる力」を育むための探究学習の一環として位置づけられています。学校が借りている広大な土地を利用し、子どもたちは作物の栽培から収穫までを一貫して体験します。 特筆すべきは、このプログラムが科学、数学、経済といった多様な教科と横断的に結びついている点です。例えば、5年生の生徒たちは種から稲を育て、脱穀し、最後には自分たちで餅をついて食べるという一連のプロセスを経験します。この「上流から下流まで」の体験を通じて、彼らは生命の循環、労働の尊さ、そして食のありがたみを肌で感じ取ります。 あるいは、育てた野菜を販売し、価格設定や収益計算を学ぶプロジェクトも実施されています。この活動は、単に野菜を売るだけでなく、経済の原理を実践的に学ぶ貴重な機会となっています。驚くべきことに、野菜嫌いの子が自ら育てた作物だけは進んで食べるようになるという効果も生まれているそうです。収穫された有機野菜は、学校のカフェテリアで調理され、ランチとして提供されます。学校全体でコンポスト活動や持続可能性を意識する文化が育まれています。これらはまさに「体験が学びを変える」ことの証です。保護者からの反響も非常に大きく、「素晴らしい取り組みだ」という声が多数寄せられています。 このガーデンプログラムは、海外で確立された特定のカリキュラムを導入したものではなく、学校独自に発展させた取り組みです。学校としてオリジナルかつユニークなプログラムを模索する過程で、アメリカの学校で実践されている「Edible Education(食育教育)」に刺激を受け、八王子という土地の利を最大限に活かす形で開発されました。 当初は農業ベンチャー企業との合弁事業としてスタートしましたが、現在は専任の農業経験者を教員として雇用し、カリキュラムに深く組み込んでいます。ガーデンの専任教員は、他の教科の教員と密接に連携し、各単元やテーマに合わせた学びの内容を共同で作り上げています。 ガーデンプログラムは、子どもたちが実体験を通じて多様な知識とスキルを習得し、社会とのつながりを理解するための、まさに生きた教材となっています。教室の外に広がる「本物の学び」こそが、子どもたちの可能性を最大限に引き出す鍵なのです。

国際バカロレア(IB)が拓く可能性:教科を超えた探究学習

東京ウエストインターナショナルスクールは、国際バカロレア(IB)のPYP(Primary Years Programme)認定校でもあります。IB教育の特徴は、教科横断的に「問い」を軸に学ぶこと。3歳から12歳までの初等教育プログラムであるPYPに力を入れています。 IB認定を受けるためには、非常に厳格な基準(クライテリア)をクリアする必要があり、探究学習が適切に実施されているか、教員間のコラボレーションを通じてカリキュラムが構築されているかなど、多岐にわたる項目が詳細にチェックされます。韓学園長は、IB認定のプロセスが、学校全体の教育の質を高める上で重要な役割を果たしていると語ります。 PYPの認定においては、理科室や専門施設の規模といった施設面でのハードルは、中等教育プログラム(MYP)やディプロマプログラム(DP)ほど厳しくありません。しかし、図書館の充実度などは重視されます。最も重要なのは、教員の質と教育へのアプローチ――教員の質・IB哲学の理解・教育実践(探究的・協働的アプローチ)です。 学校では、IB経験のある教員の採用を積極的に行い、また全ての教員がIBが提供するワークショップを100%受講できる環境を整えています。世界基準の教育を担う人材が揃うことで、学びは「平均的な人間を育てる教育」とは一線を画します。

教科横断型学習(Transdisciplinary Learning)の実践

IB PYP教育の理念の核となるのは、「教科横断型の学習」です。これは、社会科や理科といった教科の枠を超え、テーマに基づいて総合的に学ぶアプローチを指します。IBには「我々は何者であるか(Who we are)」や「我々はいかに自分を表現するか(How we express ourselves)」といった6つのテーマがあり、学校はこれらに沿って年間カリキュラムをデザインします。 例えば、「Who we are」のテーマでは、幼稚園生が自分の家族について調べ、紹介するプロジェクトを通じて、自己のアイデンティティを形成する基礎を学びます。また、「How we express ourselves」のテーマでは、毎年開催されるミュージカルイベントを通じて、子どもたちが多様な方法で自己を表現する機会を提供しています。これらの活動は、単なる知識の習得に留まらず、子どもたちが自ら問いを立て、探究し、表現する力を育むことを目指しています。 IB教育は、一つの「正解」を教えるのではなく、多様な視点から探究する力を育むことを重視しています。ガーデンプログラムと同様に、体験と探究を通じて「生きる力」を育む――これが、この学校の教育の核心です。 韓学園長がIB教育に興味を持ったきっかけは、前任の学園長先生がアメリカでギフテッド教育(個性教育)に携わっていた経験にあります。その学園長先生の教育理念とIBの目指す方向性が合致したことから、学校はIB認定の取得に注力するようになりました。IB教育は、画一的な教育ではなく、一人ひとりの子どもの個性を尊重し、「自ら考える力」を育むことに重きを置いています。これは、平均的な人間を育てる傾向が強いとされる日本の教育システムとは一線を画すものであり、未来を生きる子どもたちにとって不可欠な能力を培うための重要なアプローチと言えるでしょう。

社会経験が教育を変える:「ファシリテーター」としての教員

韓学園長は、教育現場の課題について、特に「社会経験のある教員の不足」を指摘します。これからの時代、教員は単に知識を教えるだけでなく、生徒の学びを支援する「ファシリテーター」や「コーチ」としての役割が重要になると考えています。 韓学園長は、AI技術の進化により、基礎学力の習得はAIチューターに任せられるようになるだろうと予測し、学校はむしろ「正解のない問い」を探究するプロジェクトベースの学習に注力すべきだと提言します。しかし、そのためには、教える側が社会の多様な経験や知識を持っていることが不可欠です。韓学園長自身も、教育学部出身ではない自身の経験を踏まえ、社会に出た人が教育現場に戻り、その経験を子どもたちと共有することの重要性を強く訴えています。 イマジナが掲げる「管理職をトップの思いを代弁するアンバサダーと位置づけ、その育成に力を注ぐ」という姿勢は、この学校における「社会経験を持つ教員が、実践的な知識と視点を子どもたちに伝える」というアプローチと通底しています。どちらも、「人が本来持つ価値をどう引き出すか」という問いに真摯に向き合っているのです。 教員が「知識を教える教師」から「学びを支えるファシリテーター」へと役割を変えていくことは、AI時代における教育の方向性を示しています。企業の第一線で培った経験を持つ韓学園長だからこそ、この変化の必要性を深く理解し、実践できているのです。

国際的な教員採用:多様性が育む「世界の縮図」

インターナショナルスクールの運営は、一般的な学校運営とは異なる多くの課題を抱えています。韓学園長は、特に経営面での困難さを率直に語ります。株式会社として運営しているため、消費税の問題など、財政的な側面は常に頭を悩ませる種だと言います。 しかし、こうした困難を乗り越え、学校が国際的な教育を維持・発展させていく上で不可欠なのが、質の高い教員の確保です。この学校には15カ国から教員が集まり、IB教育を実践できる人材を世界中からリクルートしています。IB教育を実践できる教員の数は限られているため、国内だけでなく、海外にも積極的に目を向け、世界中から優秀な人材を招き入れています。ロシア、インド、最近ではスペインやトルコからも教員を迎え入れた実績があり、ビザの取得支援など、海外からの教員が日本で安心して働けるよう手厚いサポートを行っています。 教員の採用ルートは多岐にわたります。IB教員が登録している専門のグループにアクセスすることもありますが、最近では学校のホームページに掲載された募集要項を見て、直接応募してくる教員も多いとのこと。韓学園長は、「よく見つけてくるなと思います」と語り、ウェブ上での情報発信の重要性を改めて認識している様子でした。また、知人からの紹介も重要な採用経路の一つです。 応募してきた教員に対しては、学園長や理事長が直接面接を行い、Zoomなどを活用して海外在住の候補者とも積極的にコミュニケーションを取ります。そして、採用が決まれば、学校側がビザ取得の手続きを代行し、住居の手配などもサポートすることで、スムーズな赴任を支援しています。コロナ禍においても、こうした努力を重ね、数名の教員を海外から迎え入れた経験は、学校の国際的な教育体制を維持するための強い意志と実行力を示しています。 こうした多様性は、生徒たちに「世界の縮図」を提示する教育資源にもなっています。15カ国からの教員と、アメリカ、日本、アジア、ヨーロッパなど多様な国籍の生徒が集うこの環境は、まさに「グローバル社会の実験室」と言えるでしょう。 イマジナのインナーブランディングが「社員一人ひとりの内面にある誇りや共感」を重視するように、この学校でも「教員一人ひとりの多様なバックグラウンド」を尊重し、それを教育資源として活かしています。多様性こそが、組織の強さであり、ブランド価値の源泉なのです。

卒業後の進路と「教育リテラシー」の重要性

 

インターナショナルスクールでの学びは、子どもたちに国際的な視野と高い英語力を与える一方で、日本の教育システムへの接続において特有の課題も生じさせます。韓学園長は、卒業後の進路について、現実的な視点から解説してくれました。 中学や高校への進学においては、近年増加している国際コースやインターナショナルコースを設けている学校が主な選択肢となります。これらのコースは、元々海外からの帰国子女を受け入れるために設けられたものが多く、インターナショナルスクール出身の生徒も比較的スムーズに進学できる傾向にあります。また、一般受験ももちろん可能であり、特に私立学校であれば、インターナショナルスクールでの成績や英語の資格(英検など)が評価され、問題なく進学できるケースが多いとのことです。早稲田・慶應の附属中学・高校といった難関校への進学実績もあり、インターナショナルスクールだからといって進路が閉ざされることはありません。 しかし、国立や都立といった公立学校への進学には一定のハードルがあります。これは、公立学校の入試制度が教育委員会の管轄下にあり、文部科学省の学習指導要領に基づいた内申書や調査書の提出が求められるためです。インターナショナルスクールの生徒は、日本の教育システムと形式が異なるため、必要書類の準備や受験資格の確認に追加の手続きが生じることがあります。この課題に対応するため、一部の家庭では、小学校6年生の2学期から公立小学校に転校させ、内申書を作成してもらうといった対策を取るケースもあるそうです。 大学入試に関しては、IBのDP(ディプロマ・プログラム)を取得していれば、国内外の多くの大学で受験資格として認められています。韓学園長の娘さんもIBDPを取得し、大学生になっているとのこと。高校段階まで進めば、インターナショナルスクールであるかどうかにかかわらず、IBの資格や、CIS(カウンシル・オブ・インターナショナル・スクールズ)などの国際的な認定を受けている高校であれば、進学の道は大きく開かれています。 インターナショナルスクールで学ぶ最大のメリットは、やはり高い英語力、そしてバイリンガル能力の習得です。韓学園長の学校では、小学生で英検1級を取得する生徒もいるほどです。しかし、その一方で、日本の歴史や古典、漢文といった、日本の教育システムで学ぶ科目を経験しないというデメリットも存在します。韓学園長自身の娘さんも、日本の高校に進学後、これらの科目に苦労した経験を語っています。インターナショナルスクールでの学びは非常に有益であるものの、日本のシステムに合わせた進路を選択する際には、このような「揺り戻し」があることを親御さんは理解しておく必要があります。 韓学園長は「親の教育リテラシー」が鍵だと語ります。インターナショナルスクールを単なる「英会話学校」と誤解している人も少なくありませんが、その本質は「英語を学ぶ学校」ではなく「英語で学ぶ学校」です。この一文字の違いが、教育内容に大きな隔たりを生み出します。子どもたちがどのような教育を受け、どのような大人になってほしいのか、親自身が明確なビジョンを持ち、国際的な教育システムへの理解を深めることが、子どもたちの未来を拓く鍵となるでしょう。

これは、イマジナがクライアント企業に対して「自社の理念やブランド価値を明確に理解し、それを言語化すること」を求める姿勢と重なります。企業も家庭も、自らが目指すべき方向性を明確にし、それに共感する人々を育て、引き寄せることが重要なのです。

結論:内側からの価値創造が未来を拓く

イマジナがインナーブランディングを通じて示すのは「内側からの価値創造」。そして韓学園長が教育を通じて実践するのは「体験を通じて生きる力を育むこと」。 企業と教育という異なるフィールドですが、そこに流れる思想は同じです。未来をつくるのは、表面的な装飾ではなく、人の内側から湧き上がる力。その力をいかに引き出すかが、これからの社会と教育の核心となるのです。 韓学園長は「社会経験のある教員の不足」という課題を指摘し、自らが企業から教育界へと転身した経験を通じて、社会と教育の橋渡しをする人材の重要性を示しました。教員が「知識を教える教師」から「学びを支えるファシリテーター」へと役割を変えていくこと。そして、AI時代において、暗記や情報処理ではなく、批判的思考、創造性、コラボレーション能力こそが求められる能力であること。これらは、ビジネスの世界でも教育の世界でも共通する認識です。 このインタビューを通じて、私たちは、教育が単なる知識の伝達ではなく、子どもたちの可能性を最大限に引き出し、社会で活躍できる人間を育むための壮大なプロジェクトであることを再認識しました。そして、そのプロジェクトを成功させるためには、学校、家庭、そして社会全体が連携し、子どもたちの未来のために何ができるかを常に問い続ける必要があるでしょう。 イマジナが企業に提供するブランディングの知見が、教育現場にも新たな光を当てる可能性を秘めていることを感じさせる、示唆に富んだ対話となりました。

 

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■韓 夕晶 氏のプロフィール

東京大学大学院にて食品工学を専攻。26年間にわたり外資系企業で製品開発の要職を歴任。社員数10万人規模のグローバル企業で経験を積む。 中国・北京への転勤をきっかけに、娘2人を現地のインターナショナルスクールに通わせ、探究学習を重視するアメリカ式の教育に感銘を受ける。 52歳で早期退職を決意し、教育事業に参入。ワークショップ事業を経て、現在の学校でアフタースクールプログラムを担当。その後、学園長として学校運営の中枢を担う。 最終的なゴールは「自分で学校を作ること」。長野でUWC(ユナイテッド・ワールド・カレッジ)の認定校を創設した女性教育者の著書に深く共感し、それが自身の目指すべき教育の姿であると確信している。

会社概要
社  名
株式会社くにたちキッズインターナショナル 
設  立
2010年
事業内容
International School
従業人数
会社HP
https://www.tokyowest.jp/jpn/
イマジナインタビューとは

イマジナインタビューとは、ブランディング領域で活躍するキーパーソンが「人事の未来」を語るWEBメディアです。人々の働き方や人材の価値が急速な変化を迎えている今、人事のキーパーソンとして真摯に課題と向き合う方々に「人事/HRの在り方」、「テクノロジーの活用」などを語っていただくことで、人事担当者が抱える課題を解決に導くヒントをお届けします。

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