代表挨拶
現在、企業は最大の資産である「人」をほんとうに生かしているでしょうか。従業員が生き生きと仕事に従事し、存分に力を発揮し、その結果として企業が繁栄していくというシステムを、企業は自社で稼働させようと本気で努力しているでしょうか。
私がニューヨークで働く機会を得た1990年代のはじめから今日まで、アメリカのビジネス社会が私に教えてくれたのは、今までの古い枠組みを大胆に壊して、「人」を生かすためのよりよい仕組みやシステムを創出し続けようとするダイナミズムでした。それは、わくわくするような緊張感であり、成果を生みだすための自分の努力と成長をサポートしてくれる環境であり、その成果が正当に評価され、さまざまな形で報いられる社会の仕組みといったらいいでしょう。
そしてまた、異質なものや少数意見を排除せず、「多様性」を受け容れて、なおかつそれを価値に転換しようとする、とてつもなく大きな、かつフレキシブルなカルチャーの存在を、その中で感じることができました。それと同時に、マネジメント力とは、とりもなおさず部下へのモチベーション力であり、コミュニケーション力であるということも、私がアメリカのビジネス社会から学んだことの一つです。
日本企業にも、絶えざる改革への意志とダイナミックな運動性を獲得してもらいたい。密室の中の人事施策や評価ではなく、誰にでも見えるオープンでわかりやすい制度やシステムの中で、従業員が常にモチベイトされ続ける文化や仕組みを構築してもらいたい。私はそのように切望します。
日本は現在、少子高齢化の急速な進展による労働人口の減少、団塊の世代の大量退職によるビジネスノウハウの喪失という社会経済の大転換期を迎えながら、企業はそれに対応できるシステムにいまだ転換できないままです。こんな状態で、これからのグローバル競争を、日本企業は勝ち抜けるのでしょうか。
まず変わらねばならないのは、経営者や人事部門長、そしてマネジメント層の意識です。こうした方たちの意識改革―「マインド・チェンジ」への一助になりたい。そんな思いから設立したイマジナが、日本企業の自己変革を少しでも後押しできれば、これほど嬉しいことはありません。
これからも私はこのような熱い思いを胸に、日本企業の更なる躍進のために微力を尽くしてまいります。

代表取締役社長 奥山由実子











